見出し画像

【お人形は笑っていないといけないの?】鏡の法則

こんにちは にじ工房です。⭐

台風が過ぎて晴れ間が広がってきました。
皆さんいかがお過ごしですか?

私の住んでいる地域では3日ほど前からずっと雨が振り続いていました。まだこれから進路になっている地域もありますから、どうぞ気を付けて。


ここ数日、気温もぐっと下がって室内にいても20度前後、

外は16度とか18度位の気温だったりします。

一昨日から暖房を時々つけるようになりました。

寒くなりましたね。


◆おにんぎょうの微笑み


今日は、お人形と「鏡の法則」についてお話をしようと思います。

日本では お人形 や ぬいぐるみ というと、

目鼻立ちがはっきりしていて、にっこり笑っている

というのが一般的でしょうか。



ウォルドルフ人形をご存知ですか?

シュタイナー教育で、お母さんが保育者が手作りすることも多いお人形です。

世界中に様々なお顔のウォルドルフ人形があり、画一的なルールがあるわけではありません。

何人かの方に習いましたが、少しずつ作り方も違います。



シュタイナー教育はヨーロッパで始まった教育です。

ヨーロッパの昔から伝わる子育て法をベースにしていることも多いです。


このウォルドルフ人形も、ヨーロッパのお母さんたちが自分の子のために古くから家庭で手作りをしていたお人形がベースになっています。

ですから基本的には自宅にあるもの、手に入りやすい材料で作られています。


ヨーロッパで手に入りやすい素材といえばやはり羊毛

自然素材を基本に、手縫いでも作れるお人形です。

自然素材、自分で作れるお人形ですから、

汚れたら家でも洗えるし、

また壊れたときにはおうちで補修もできると言うのが特徴です。



もう一つ特徴的なのがその表情です。

目鼻立ちはとてもシンプルな作りになっています。

無表情ではないですが、大きな笑顔や、くっきりした目鼻ではないことがほとんどです。


これは子供の気持ちに沿うためです。


子供にとってお人形は、

あるときには親だったり、あるときには友達だったり、

あるときには兄弟だったり、またある時は自分より小さい存在になったり、

とにかく自分にとっていろいろ姿かたちを変えるものなんですね。


そして自分の気持ち、

嬉しいときだけではなくて悲しい時、寂しい時、

あるいは勇気を出さなければいけない時にも

常に寄り添ってくれる存在というのがお人形です。


その時々、様々な感情にも寄り添うために、

ウォルドルフ人形の表情はシンプルに作られています。

つまり、

お人形の気持ちを押し付けるのではなく

子供の気持ちをお人形が受け入れて、うけいれる、

そういった大切な役割がお人形にはあります。



ところが、この一見地味なお顔は

日本で市販されている他のお人形と比べるとちょっと特殊ですよね?

市販されているお人形やぬいぐるみっていうのは基本的に笑顔だし目鼻立ちもはっきりしています。


とくに「キャラクター」を模したぬいぐるみやお人形は目や口が強調され、くっきりと笑っているものがほとんど。

(一部、キティちゃんやミッフィーのように表情をはっきりさせないキャラクターもいますが)

そういうお人形に見慣れていると、ウォルドルフ人形は、何か物足りなく感じる人もいるのかもしれません。



たとえば、

今までにこやかなお人形たちに囲まれて遊んでいる子が、ウォルドルフ人形がそのお友達の仲間になったら、表情の「違い」に気が付くかもしれません。

おとなでも、「笑っているお人形」を見慣れていたら、「違い」に気がつくでしょう。


でもそれを、「笑っていないお人形はおかしい」、とか

「寂しそうに見える」、と感じるなら、

それは「その人の価値観」を表しているのかもしれません。



◆鏡の法則


「鏡の法則」をご存じですか?

"自分の周りや出来事はすべて自分を映し出している"という心理学で使う考えです。



画像1

私にはウォルドルフ人形は

「静かに笑っている」ように見えます。

私が悲しくても怒っていても受け入れてくれる「静かな笑み」に。


でも、「笑っていない」と感じる人の「笑顔」は

きっと、華やかなニッコリ、なんでしょう。

だとしたら、そう思う人は、

いつもニッコリ笑っていなければいけない。

と考えているのかもしれません。



人前に出るときに、

つねに満面の笑みをたたえて人当たりよしていなければならない、

という価値観をもし持っているとしたら、

ちょっとプレッシャーではありませんか?


たしかに大人として、

自分の機嫌は自分で取るべきだと思いますが、

それでもそれが

(キャラクターのような)満面の笑みでなければならないとしたら、

ちょっと辛いですよね。


そしてその笑みを

じぶんだけでなく、周りの人にも求めてしまうのも、

また大変そうです。



自然な穏やかな笑みで

温めてあげたいですね。



さて、そろそろXmasの準備(早っ!)にお人形を・・・

とお考えの方。

ご自分で作りたい方は、

4名集まれば、「作る会」ひらけます。

また、自分でつくれない、という方に

オーダーもお受けしています。

お作りする場合、お時間をいただきますので、

下記のLINEよりお問い合わせください。


*シュタイナー教育や身近な発達について「分かりやすい、すぐできる」ことを書いてます。

もう少し知りたいな、という方は

LINEへ。無料登録、限定配信もあります。

画像2


*ホームページでは、教室やオンライン講座などの情報が分かります。




子どもたちの教育やサポート、すべての人が「自分らしく輝ける」社会の未来を描けるよう、活動していく資金とさせていただきます。