"シュタイナー幼稚園では
普通のクレヨンやクレパスではなく
ブロッククレヨンを使います。
なぜブロックのクレヨンを
使っているのでしょうか。
まずこのクレヨンの良いところは、
色がきれいなことです。
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それに対してシュトックマー社のクレヨンは、
透明で色を重ねることができます。
青の上に黄色を描くと
緑がちゃんと生まれるのです。
素晴らしい発色で
色は重ねても濁りません。
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そしてブロックという形は、
このクレヨンのほかとまったく違う点でしょう。
なぜこんな形をしているのでしよう。
私たちのまわりの世界の中のどこに
線があるでしょうか。
たとえば机の上にある
コップの絵を描くとすると、
ほとんどの人が線でその輪郭を描くでしょう。
しかしコップのどこに線があるでしょうか。
コップには実は面しかありません。
面と面との出会ったところを
私たちは線と感じているのですが、
実際は周りの世界には、
面としての色の違いや濃淡があるのです。
本当の線や点は抽象的な概念であり、
実際の現実の世界には存在していません。
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このクレヨンは面を
描くことができる形をしています。
そして色とその濃淡によって面としての世界を
描くことができるのです。"
<<シュタイナー教育 おもちゃと遊び>>
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