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映画『イチケイのカラス』を観て【コトバビタミン】第69回

ネタバレのない範囲(例え話でネタバレ入ってるかも?)で書くと、このようなケースは現実の世界でもあるだろうし、実際に問題になっていることも多い。

コロナ政策や原発の問題、米軍基地問題などにも近いところがあるかもしれない。

身近にある小集団や一つの企業の中などでも起こっているとも思う。


例えば、
安定した売り上げを保つチームのリーダーがいる。しかしその人はある不正をしており、気づいた職員が指摘する。周りの職員たちも気づいてはいたが、そのリーダーがいなくなることでチームの売り上げが減ることを恐れて、不正を指摘した職員を排除しようとする。


この状況として考えられるのは、不正を指摘した職員を排除しようとした人たちは「今、自分や身近な周りの人たちを守るためにはどうすれば良いか」という視点で行動し、正当化しようとしている。

不正を指摘した職員の意図は、いくつかのケースが考えられる。

・ルールに従順である
・リーダーを排除したい
・不正により被害を受けている人を救いたい
・チームの未来を考えて全体が良くなる方向へ進みたい


私たちの生きる世界は、かなりのスピードで変化している。恐らくそのスピードに対応できずに目の前の「今」を守るために変化させないことを選んでしまうケースも多いだろう。
しかしそれは、本当の解決に繋がっていないことも多いので、厳しい時期も乗り越えた先にある「解決」や「変革」を求めて動いていきたい。

私の住む町にはカラスが多い。
とらんすふぉ〜む!!

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