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習ってない!【コトバビタミン】第112回

時々「習ってないから解けない」という主張を聞くことがある。

例えば、

算数では

たし算
ひき算
かけ算
わり算

これらの計算方法は習っている。そこから、出された問題によって、どの計算方法を使って解くのかを考える必要がある。

しかし人によっては、ここで行き詰まったときに「習ってない」という言葉でその問題から逃避する場合がある。


空手で考えると

空手の基本には

突き
刻み
中段突き
上段蹴り
中段蹴り

など、ひとつひとつの技があるが、試合をするときにこれらの技をどう繰り出すかを考えて相手からポイントを取っていかなければならない。

もちろんコンビネーションや攻め方などをさらに習うことや強者を見て学ぶことをもあるだろう。
これらは自ら学んでいる行為とも言えるだろう。

しかし、やはり最後は自分でどう使うかを考えて繰り出すことで、勝ち負けが変わってくるのである。


どこまでを「習った」「習ってない」とするかは、シチュエーションによって変わってくるかもしれないが、習ってきた基本的なことをいかにうまく使って、いや泥臭く使っても、解決へ向けてチャレンジしていけるか、その意識を忘れずに過ごして行きたい。

そこから「自ら学びたい」「もっと学びたい」という気持ちも生まれてくるのである。

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