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自分語り

私のネットデビューは、サッカーマガジンのHPにあった「フォーラム」という掲示板でした。当時はHPごとに掲示板を設けて皆がそこでワイワイ楽しくやってました。そこにやってきたのが「ねらー」です。気づくと2ちゃんねるが誕生していました。当時彼らは野蛮に見えました。

しかし、圧倒的な人口(当時にとっては)と、多様な板、そしてニュー速や実況といったライトな人々を引きつける場により、HPごとの掲示板は廃れていき、2ちゃんねるの隆盛が来ました。
私は「のほほんダメ板」「プロ野球の視聴率を語るスレ」などにおずおずと参加して楽しんでいました。

2ちゃんねる当初はコピペが嫌悪されるように、一次情報を持っていないものは叩かれていました。メディアの感想程度の情報はスレッドの密度を下げるノイズ扱いでした。
潮目が変化したのは2002年ですかね。嫌韓がブームになって、「流れ」に沿っていないレスが叩かれるようになりました

人が増えたのでしょう。その分大衆化しました。皆とは違う情報よりも皆と同じ流れを読んだ言論が主になりました。私にとってはつまらなくなったのでその辺で2ちゃんねるからは遠ざかりました。「世間」から離れて論争できていた場が、「世間」になってしまったのです。

同じことがSNSでも起きました。ツイッターを始めた頃のワクワク感は、「ネットの挫折」により潰えました。今はなかなかよい「場」がありませんね。

解決策は「住み分け」「ローカルルール」「自治」といった、2ちゃんねる時代にあったものへの回帰が良いのかもしれません。

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