2ヶ月YouTubeで宅建に合格した勉強法 〜民法編〜
民法を勉強したことがなかったので、短期間で試験のために勉強するポイントをまとめておきました。
〇〇を制する者は宅建を制する
ぼくは高校や大学の受験のときに「夏を制する者は受験を制する」と教えられてきました。宅建ではたまに「業法を制する者は宅建を制する」なんて見たことがあります。これはもちろん正しいのですが、ぼくが受験して感じたのは、「民法を制する者が宅建を制する」です。
2020年10月の宅建試験の合格ラインは38/50点でした。例年だと36点前後なので合格ラインは高かったですね。ここからいえることは、宅建業法は9割〜満点を取れることが、合格への前提条件だということです。「業法を制する者は宅建を制する」の本当の意味は、宅建業法で20点満点取れるようになることが合格者と同じ土俵に立てますよという意味です。
点数をシュミレーションしてみましょう。目標点が40/50点だとしたら、業法で20点取るので、残りは20/30点。内訳は、民法(14点)・法令上の制限(8点)・税その他(8点)です。
仮に民法は難しいから捨てると考えると、法令と税その他で16点取って、民法は4点で済みます。しかし、勉強を進めればわかりますが、法令と税その他で満点を取るのは至難の業です。なぜなら、必ずほとんどの受験生が解けない 捨てなければならない問題 があるからです。
仮に、法令と税その他で1、2問ずつ間違えてしまったとして13点取ったとしましょう。40点取るには、残り7点です。民法で7/14点なので、民法は5割以上取れれば合格できることがわかります。
つまり、宅建業法と法令上の制限と税その他を完璧にしても合格できません。完璧にしてもほとんどの受験生が解けない問題があるので、満点は難しい。捨て問題は差がつかないので、結局差がつくところは、民法の14問にあることがわかります。
実際の試験で、ぼくの民法の点数は9/14点でした。もし民法を半分諦めて5割だったら、2点さらに低いので合計は40点→38点になってしまいます。2020年10月試験の合格ラインギリギリか1点差で落ちていたでしょう。
僕が実際に取った試験の点数などは前回のノートにあります。
民法で抑えるべきポイント
民法で差がつくならばそれなりに勉強しなければなりません。分野別の難易度でいうと民法は一番難しいですし、出題範囲も広いのでなかなか独学では厳しいのです。そういう訳で、ゆーき大学のYouTubeチャンネルと神ノートを有効に使いました。
1 - 出題される法律の全体像
民法は時間にまだ余裕があるうちに理解しておくことが、最後の追い込みに効いてきます。理解を早くするために、宅建試験における法律の全体像を把握しておくことがいいと思います。
民法は、宅建業法における法律のベースとなるものです。民法ではカバーできない不動産業の特別なケースを宅建業法で定めているイメージです。
民法を理解することは大きな原則を理解することです。原則があれば例外があります。宅建業法の8種規制はまさにこの構図になっています。売主が不動産業者、買主が一般人の場合に、民法ではカバーし切れないので宅建業法として買主を守っているわけですね。
勉強していて法律が出てきた時は、どの階層の原則・例外なのかを意識すると理解が深まります。このお話はゆーき大学のYouTubeチャンネルでも話していたので、見てみてください。
2 - 民法でつまずくところ
①どこを勉強するべきかわからない →神ノートを活用
民法は主題範囲が広いので勉強分野を絞りたくなりますが、6〜7割を取らければいけないと考えると最初からヤマを張るのは危険だと思います。短期間で独学で勉強を始める時に、どこを重点的に勉強すればいいのかを過去問演習で調べていたら時間が足りません。ですので「これだけやればいい」という内容が詰まっている教材を探していました。発見したゆーき大学の資料としてダウンロード購入することができる通称「神ノート」をプリントアウトして教材にしました。ここに載っている内容と過去問に出てきた内容だけ勉強すればいいというゴールが一つ見えるので、とても価値ある教材だと思います。
②言葉が難しい →選択問題なので見てわかればOK
僕が試験のために何かを覚える時、記憶の濃淡を意識します。
一番濃い記憶は、たとえ寝起きにすぐ聞かれても、数字や漢字の一語一句全て思い出して書けるものです。逆に、一番薄い記憶は、ヒントを聞いて選択肢をいくつかくれたら選べるものです。この2つにはものすごい差があります。宅建試験には記述がないので、一番濃い記憶を使う必要はありません。むしろ、聞かれたら合ってるか間違っているかを答えられれば解ける問題が多いと思います。
3 - 民法の勉強のしかた
宅建で問題が解けない時は、
①覚えるべきことを覚えてない
②公式が使えていない
のどちらかです。
①の解決法は、表でまとめて比較するのが一番かなと思います。例えば、こんな感じです。これは僕が年数を覚えるためにまとめたノートです。覚えやすいように表にして見まくるしかないかなと。
②の解決法は、過去問をひたすら解いてみるしかありません。民法の原則を覚えたら、あとは実際に問題を解くために表を書いたりして使ってみることが大事です。相続なんかは解いて復習して初めて理解しました。
分野別過去問題集で、民法は2周しかできなかったですがしっかり原則を理解することで解ける問題もあります。
試験の時間配分と解く順番
民法に何分使うかは意見が分かれるとおもいます。ぼくの試験での時間配分と順番はこうです。
宅建業法 → 税・その他 → 法令上の制限 → 権利関係
宅建業法/税・その他/法令上の制限=60分
権利関係=50分
悩んだ問題と見直し=10分
これだけ時間をかけて民法を解いても、正解したのは6、7割です。14問しかないからといって時間をかけないと解けるミスが起きてしまいます。
今回は、民法の勉強についてまとめました。参考になったらいいねボタン押してもらえると嬉しいです!
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