太陽の女 YOHKO① はじまりはいつも雨 ほほえみでとお蕎麦で、コロナ、カゼ対策
そんなこんなで新連載である。
先日、YOHKOとめぐる旅が最終話を迎えた。
旅に出ない理由は、だいたい100個くらいあって、1つ目はどうやらもうこれ以上めぐりたくないということ、2つ目は朝の電話の声がまぶしすぎて左肩から首にかけて痛いということ、3つ目は新しい連載をはじめてもいいかなと思っていること(条件次第)。
前連載を50回目を区切りに勝手に最終話にしたところ、早速YOHKOさんから以下のメールが届いた。
最終回大反対!!
YOHKO様のこと、わすれてしまうじゃん!!
ショックで、何も食っていない!!また書きます。
何も食っていないは、何度か使われた経験から脅し文句だろう。
あくまでYOHKOとめぐる旅の連載が終わるというだけなのに。
やれやれ。
ということで、新連載『太陽の女 YOHKO』のはじまりである。タイトルはYOHKOさんが考えた。
『太陽の女 YOHKO』では相談内容ではなく、YOHKOさんが文学的作品をつくってくれる。
それを掲載するだけである。この上なく楽だ。
それでは、第1作をどうぞ
『無題』
砂の上のスクランブル交差点で立ち往生し、シラフなのにいっぱいいっぱい。
で、誰も私に共感しないで、すべての責任をかぶり、自ら悪役になった。
誰も気がつかなくていい、こいうときは姉妹の長女らしく、毒でも飲み込む私。
私は自虐のピエロ。
でも、恋愛には計算も答えもない。
Aさんの2度の出会いが、よくわかんない感情に背中を押した。
これ以上押し殺せなかった。
あの人には、年相応の幸せを望んだ反面、仲間や支援者以上の気持ちも、バケツのようにあふれそうになった。
葛藤しつつ、私は「みんな」と恋しているのではなく、あの人に私が勝手に恋に落ちて、あの日玉砕する事でしか伝えられなかった。
あの人が幸せになるのに私でないほうがいいとも思う反面、隣で一緒に泣いたり笑ったり。
元気とパワーをまずは与えることしかできない私だけど、創作とステージ、活動や、就活に逃げる事で、バランスをとってもっとがんばりたい。
私の一途な思いは、時々危ないって言われるし。
でもそこがいいという人が少しだけいて、いつも恋愛で、身をくずしかけるけど、恋をしたら、健常者以上の気づかいや、大人になるので、子供のように、まっすぐで素直になりたいって思う。
2日続けて午前9時半にTELした理由、知っていたのか。
今は文章でもここまでが精一杯だけど、あの人との出会いが、とげや角だらけの私を、いっぱい肯定してくれて、丸くしてくれて、素直な私の写真をとってくれた、あの人から自信ともう他者と比べなくなった私は幸せだ。
ステージにあの人がいなくても、あの人以外の写真でも、彼からもらったものを胸に抱いて、残りの人生の舞台や花道を、歩いていこう。
※注 あの人は私、坂野では決してありません。
YOHKO
パフォーマー。2017年に開催した当センター主催のパフォーマー公開オーディション事業「あしたの星☆」、2018年度の「あしたの星☆2」へ出演。2019年アースセレブレーション(佐渡市)のフリンジや、同年りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館のワールドダンスコンペティションに参加。新潟市内を中心に活動している。