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社労士試験合格するために最適なスクールは・・・

社労士試験受験にあたって、一番最初に思うことは「どうやって勉強しよう・・・」から「専門学校どこがいいだろうか」というところにぶち当たります。今日は、そんな多くの皆様のお話にお答えする話を書いてみようかなと。

1.忙しい人のために結論

どこでも受かります。ええ。それこそどこでも。
大原、LEC、TAC、クレアール、アガルート、スタディング、山ヨビ、色々とありますが、どこの学校も合格者ゼロのスクールはありません。

理由としては、過去に出題された傾向に加えて、新しい論点を追加して、未出題論点、法改正などなどを充実させることで、各資格専門学校はしのぎを削っております。故に、どこのスクールの教材を活用しても、合格ラインまで必要な知識を抱えることは可能です。

昨年の試験を受けて、助成金の話って増えましたよね?
つまりはそういうことです。

それ故に、テキストに織り込まれている知識量の差というのも小さくなっているのが現状になっています。

2.では、何故スクール議論が始まるか

当たり前の話ですが、「効率良く」「確実に」合格したいからですね。
そのために、大前提として、最初に書いたようにどこで受験しても受かるんだということを認識してほしいので、敢えて最初にお伝えしました。

どの学校でも合格できるんだということを踏まえた上で、スクールを選ぶ際に何を考えるべきかをここからお話しして参ります。

3.まずは自分で感じてください

”人の評価だけ”で学校を選ぶのは危険極まり無いです。
なので、ふわっと「どこの学校が良いですかー?」なんて考える前に、自分で選択をしてほしいんですよね。

そのために、最初にすることは「資料請求」です。
資料請求をすると、各社のパンフレットが届きます。そのパンフレットに記載されているテキストや問題集、それらを見ることがスタートになります。

例えば、大原の「社労士24」は、テキストもパワーポイントの資料で文字数は非常に少なくなっております。動画とパワーポイントのテキストで合格に必要な情報が記載されております。その各学校の強みと自分自身の勉強のスタイルが合うかどうかをまず考えて欲しいと思うのです。

次に、体験受講もしくはYoutubeや各学校で掲載されている授業を体験してください。どんなにみんなが良いと言っていても相性は必ずあります。大原の金沢先生は大人気で、僕も好きな講師でもありますが、あの話し方を嫌がる人も居たりするのは事実です。どんな先生でも、聞き苦しいと感じたら、とても1年受講は難しくなります。そのために、自分で感じるべきなのです。

大原:経験者合格コース

クレアール:ちょっと古いですが、経験者向けコース(斎藤先生)

クレアール:初学者コース(北村先生)

ちょっと、検索しただけでもYoutubeには、各校の社労士講座の体験講義を見ることが出来ます。そこで、自分との相性を判定することが非常に重要です。その上で、候補を絞っていく作業を行う必要があります。

なので、資料請求からスタートして、自分の目で見て、感じて、その上で、実際に受講した人に質問して、何が良くて、何が良くないのかを冷静な判断をする必要があります。ここが出来ていない人が意外と多い。

4.その上で、各校の特徴を簡単に

とはいっても、これで終わってしまうと何だかなぁと思うので、各校の特色というのを実際に受講した3校(資格の大原、LEC、クレアール)について、めっちゃ簡単に書いてみます。なお、僕の場合は2021年合格目標で大原の経験者合格コース、クレアールの初級・中級コースを受講し、2022年合格目標でLEC、クレアールのセーフティを受講しました。

①資格の大原

初学者コース:石戸先生、経験者合格コース:金澤先生という二本柱で、Twitter社労士界の最強インフルエンサーが所属するスクール。

石戸先生の授業は受けてないため、金澤先生の講義で話すと、バラエティ番組感覚で社労士試験の勉強が出来る点は高評価。正直、金澤先生の講義をしっかり聞いてエピソード記憶で覚えたことが僕自身の合格にもつながったというのが自己評価。

通信講義についても、パワーポイントにおけるプレゼンテーションメイン(経験者合格コース)になっており、視覚と聴覚で覚えやすい点は、本当に助かりました。

また、テキストも比較的シンプルで、トレ問の選択式も優秀。
条文の穴抜き問題をメインに、トレ問の選択式をしっかりこなせば、判例・統計以外の問題は確実に答えられる実力は身につく。

難点を上げるとすれば、トレ問の択一式の問題数が少ないことが挙げられるが、その辺も答練でカバー可能。

社労士24は、非常に簡潔に合格ラインの情報を得ることが出来るが、本当に凝縮されているので、好みが分かれる部分もある。また、トレ問選択式をしっかりやらないと、文字への対応が遅れる危険性もあり。

②LEC(東京リーガルマインド)

椛島先生、澤井先生、山下先生、滝先生等々、数多くの講師を擁している法律系資格専門学校の王者。講義については、通信であれば複数講師の講義を受講できるので、(椛島先生の講義がいち早く収録されますが、追って各講師の講義も収録されます)相性問題がカバーしやすいことと、各先生の得意な論点を閲覧しやすいことも良い点。

テキストは、70%ラインという形で、重要論点と余裕があれば覚えるべき点を明確にしており、重要論点が分かり易くなっている。問題集はオーソドックス。また、模擬試験はコスパ・難易度共に優秀。模擬試験を1校に絞るならLEC。

難点と言えば、各講師ごとに「○○道場」と称した直前対策のオンパレードの情報が飛び交うため、一番メンタルで弱る直前対策の際に自分自身を強く持たないと、直前対策を受講しすぎてパンクする危険性があり。

③クレアール

ご存じ年金博士北村先生と、毎年本試験を受験し、合格してくる猛者斎藤先生の二本柱(本年から更に先生が1名増えるらしい)と受験料返金システムやセーフティコース等、コスパの点や早期合格へのモチベーションを上げやすい専門学校。

非常識合格法という言葉は使うものの、勉強方法は極めてシンプル。
北村先生で基礎や勉強法を固めて、斎藤先生で知識を固めて2年合格というのが実現しやすい学校。下手にスクールを毎年変更するよりも2年で合格するという目標を持っているなら一番良い学校かも。

テキストは三色で作られており、過去に出題された論点は赤文字、選択で出題されたところは赤でマーキングされており、出題ポイントが明確になっている。また、条文ベースの勉強になるため、文字が多いものの、長文化・考える問題が増加している社労士試験にあっては、この方が良いのかと思う部分もあったりする。

北村先生が過去問をしっかりこなすという考えの下、問題集が優れており、問題と解説がしっかり書かれていることから、クレアール生は過去問題集は間違いなく、これだけで十分と言い切れる。

通信における学習システムはスタディングやフォーサイトと比べると若干古臭さを感じるが、テキストや問題集がPDFになっており、ダウンロードして、実際にiPad等で書き込める点も優秀。

後は、労働統計対策、厚生労働白書対策等の直前対策は若干弱いので、その辺は他の資格専門学校で自分の弱点に合わせたものをチョイスするといいかも。

ここからもわかると思いますが、各校それぞれ特色があって、更にいうなら、良い点が多かったりします。故に、本当に相性なんですよね。
この記事が講評だったら、もっと細かく、各校のお話や直前対策のお話も書こうかなと思っております。

5.大事なのは、1年継続して勉強すること

本当にこれ。1年継続してしっかり勉強すれば、どこの学校行っても間違いなく合格ラインに辿り着きます。そうしないと来年以降の評判が落ちて、専門学校も苦境に立たされるので。

故に、その1年をしっかり勉強する上でも、自分にあった講師・自分にあったテキスト・自分にあった問題集でしっかり勉強する体制を整えることから始めて、勉強すると決めたら、その学校と講師を信じて取り組むことが本当に大切になります。

そこの考え方を間違えると、講師批判になったり、スクール批判になってしまう訳ですが、本当にこれは誰も幸せにならないので。

これからもちょくちょく社労士試験の合格に向けた話を書いていきますので、よろしくお願いいたします。


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