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実存主義で仕事や人に向き合うむずかしさと実益【哲学者サルトル】

実存主義- 実存主義が現代社会に与える影響を考える。
- 実存主義の哲学者と哲学的議論を探究する。
- 実存主義のアプローチを用いたビジネス戦略の可能性を探る。
- 実存主義の視点から、人生や仕事においての目的や意義について考える。
- 実存主義に基づいた自己啓発本の紹介とレビューを行う。

「AIアシスタント」なるベータ機能が追加されていたので
「実存主義」と入れて、試しに使ってみた。
↑の見出しはAIアシスタントが出してくれたものであり
以下の書きたかったこととは全く異なる。
つまり冒頭に書いてしまった本文と、記事の本題は全く異なるため
SEO対策ガン無視もいいところである。
↑を期待して検索流入してくださった方には申し訳ないが
noteは自分にとって自由帳でSEOもYMYLも気にしてない媒体なので
どうかご容赦くださいませ。

AIアシスタントを使ってみた所感(ライター×マーケター目線)

テキスト生成AIのひとつの中で、SEOライティングの大筋を示す機能ですね。ただ闇雲に従っても、没個性な記事しか作れない印象。なぜならペルソナ設定の背景が見えないから。このテキスト生成に至る過程には

  1. 「実存主義」での検索から

  2. 上位10サイトのタイトルやH2~H3タグ、記事の文字数など参照して

  3. およそユーザーが検索キーワードに対して何を求めているのかサマって

  4. 打ち手として妥当と思われる要素を抽出、などを踏んでいるだろう

なのでAIアシスタントに倣ってライティングを進めれば、そこそこ読める記事が出来上がりそう。でもね、オウンドメディアを作るんであれば

  • 「実存主義」の検索ボリュームもわからず

  • 上位サイトの傾向分析をしないから

  • 顕在ニーズたる検索意図を考えず

  • ユーザーが読み進める中で生まれる「次の課題」や「根本的に解決したい問題」「辿り着きたい境地」など、いわゆる潜在ニーズも当然ながら察することができないので

  • ポジショントークや差別化ポイントに注目することもなく

  • 没個性な記事を書き始めてしまう ことが予想されます。

noteの批判ではないです。これ単体で思考停止したらユーザーライクではないというだけ。ヒントを得る目的や記事制作の「一部」を代替する意図なら、バッチリ有用性が期待できる機能だな〜と思いました。さて以下本題。


実存主義とは【提唱者サルトル】

実存主義(じつぞんしゅぎ、: existentialism、: existentialisme)とは、人民の実存を哲学の中心におく思想的立場、或いは本質存在(essentia)に対する現実存在(existentia)の優位を説く思想的立場である。存在主義とも。またその哲学を実存哲学という。
(中略)
サルトルによると普遍的・必然的な本質存在に相対する、個別的・偶然的な現実存在の優越を本来性として主張、もしくは優越となっている現実の世界を肯定してそれとの関わりについて考察する思想である、とされる(「実存は本質に先立つ」)。本質をないがしろにするような思想のものから、本質はこうだが現実はこうであり、本質優位を積極的に肯定せずに、現在の現実をもってそれをどう解決していくべきなのかを思索的に考えたものまで幅が広い。問題としているのは人間の実存であり、スプーンなど、モノの実存ではない。

Wikipedia

噛み砕いていうと、こんな感じ。
超訳なのでウルセー哲学専攻は目を瞑ってください。

・ナイフや椅子などは、目的を持って作られたよね(即自存在)
・でも人間は生まれた瞬間に目的は決まってなくて、自分の本質を生きる中で決めていくものだとイイよね(対自存在)

「実存主義」の超訳(仁井貴志)

提唱者は「ジャン=ポール・シャルル・エマール・サルトル」というパリのおじさん。20世紀の哲学者で、74歳まで生きました。

サルトルは50年ほど結婚生活を送りましたが、令和のニッポンジンが見るとやべえことを言い、やり遂げています。

  • 「結婚という恋」は必然的なんだけど

  • 「偶然の恋」も知っておく必要があるから

  • 2年間はパリで一緒に暮らして、

  • その後はバッタリ会ったらまた共同生活しよう!

  • なので別の相手との一時的な恋愛には、お互い束縛しないことにしよう(!?)

奥さんの「ボーヴォアール」も哲学者で、サルトルの実存主義に賛同していたようです。ただ哲学者としての自分と、妻になった自分とでは、やはり立場(捉え方)が違う。
かなり嫉妬もしたそうですが、結果的にサルトルが亡くなるまでの半世紀やり切ったのは「彼が24ヶ月後の●時に●●で会おうと言ったら絶対守る男だ」と確信していたからだそうな。又聞きもいいとこなので大分に脚色されている可能性はありますが、そういう男女関係もあったんだなと感心します。

実存主義に注目して、この昔話の要点は
「わたしの人生の恋には、必然も偶然も必要。どちらも捨てないで生きるのだ」という意思決定にあります。
皆に当てはまる答えではありませんが、サルトルは生きる過程で自身の本質はコレだと決めたワケですね。

実存主義で仕事や人に向き合うむずかしさと実益

もう上述でお察しの方もいそうですが、実存主義は得てして「他人からは理解しがたいアウトプット」になるかもしれません。見られ方はこの際無視するとして、捉え方の可能性を考えていきましょう。

「人付き合い」と「仕事」の二軸で、実存主義の可能性を考えてみます。
前者は他者ありき。後者も他者が噛むものの、ココではあくまで自己ありきとしておきます。対人ではなく、対社会と言ってもいいですね。

「人付き合い」に実存主義を採用する場合(対人)

普段、私たちはどんな属性と関わっているでしょう?

  • 友人、旧友、知人、よっ友(知人未満の知り合い)

  • 部下、上司、顧客

  • パートナー、親、子供、親戚

  • 店員さん、店や移動中に視界に入る人間

  • 上記いずれの区分もされない、初対面の人間

私が思いついた限りは上記です。他にもいそうですが、先を急ぎましょう。

なんとなーく箇条書きで5分類にまとめましたが、上記のような皆さんと関わる際に実存主義を採用すると、どうなりますかね。あくまでポジティブに考えると、私はたとえば以下のアウトプットになりました。

・「良い人」「悪い人」を、自分との距離感で図るのは浅はか
・犯罪者も友人なら優しくしてくれるかもしれないし
・上司だって業績次第で自分を飛ばす可能性がある
・その場限りの関係である「店員さん」も、こちらが優しくすれば他の卓より良いサービスを提供してくれるかもしれない
・信頼してくれるパートナーを私が裏切れば、憎悪・復讐されるだろう
・逆も然りで、マイナスな返報性で私が仕返しする可能性も否めない
・とはいえGIVEした相手からTAKEされるとも限らない
・見返りを求めて他者と関わる時点で、心が荒むリスクを背負う
・なので妙な期待はせずにMatcherであれば良い
・よって他者を自分軸でどんな人か?とカテゴライズ=決定するのは早計だろう(不変ではない、可変するのが人間だ)
・相手は操作不能であることを心に留めて、「ここにいる、今の●●さん」と私とで関わりを持てば良い
・呵責や期待、見下しや尊敬などを地続きで持つことも、結果的に自身の機会損失や他者・集団の没落につながりかねない
・人の過去ではなく、今と未来に注目していくことがおおよそ望ましい
・年齢や思考、経験の差は、自分と相手を比べる秤にしないこと
・フラットに「自分とは違うこと」へ目を背けなければ、自分の伸び代を作れるかもしれない
・他者を通した自己成長には必然性があり、出会いや他者の言動は偶然・アンコントロールである

・他者が自分をどうポジティブに評価していたとしても、決してその人に優っただとか、掌握した‥などと思い上がらないことだ(寝首を掻かれる)

人付き合いにおける実存主義:仁井貴志

読み手のあなたなりに、人付き合いにおける実存主義のアウトプットは変わります。私はこれを書いた2023年6月25日現在では上記になりましたが、来月にはまた別のことを思っているかもしれません。
そもそも上記は練りに練ったものではなく、10分そこらで打ちながら、打ったものに対して自分で「へえ〜私こう思ったのか」となったものですから。

繰り返しですが、対自存在である私たちは
「生きる過程で自身の本質を見つけるもの」というのが実存主義の考え方です。


さて、あなたの実存主義は?


「仕事」に実存主義を採用する場合(対自己、対社会)

人付き合いよろしく、「仕事」に実存主義を採用したらどうなるでしょう?ポジティブにね。私のアウトプットはこんな感じ。あ、会社員の場合です。

・使役関係にある時点で、仕事は「誰かがやりたくないもん」が降ってくる
・往々にして面倒だったり、割に合わなかったり、難しかったりするものだ
・そのなかで比較的、自分にとって都合の良いものを選ぶと、仕事はラクだ
・自分は別に気にならないとか、苦にせずできるとか、なぜか人よりパフォーマンスを出しやすいとか、そういうものが「自分にとって都合の良い仕事」と言える
・人生の全てを会社に捧げると、会社で地位名声を手にするほど、労働人口に入っているうちの人生幸福度は高そうだ
・ただ残念ながら日本の平均賃金が30年も上がっていない
・だから「24時間働けますか」の精神で生きると、仕事以外のコミュニティを失ったり、閉ざされた一社から放り出された時に転職が絶望的になったりする(転職エージェントとしての経験則)
・雇用者には申し訳ないが、会社は時間を売って生活の最低資金を受け取るベーシックインカムだと捉えた方が精神衛生的によろしい
・昇格や昇給、あるいは仕事を減らせと雇用者へ訴えかけたところで、それで会社が回ってるなら今苦労していない
・また、たかが自分のような被雇用者ひとりが騒ぎ立てたところで、雇用者が聞き入れる義理もない
・会社にとって実利あるMUSTな労働供給をしたうえで、Betterと思われる有益な提案をすることで、所属企業の未来は明るくなるかもしれない
・ただ繰り返し、残念なことに「それをやる義理と旨み」が労働者にない(いま窮地に立たされていなければね)
・「やれ」と言われたことに再現性を持たせたり、半自動化を付与したり、やらないで済む方法を実現すれば、社内から評価される可能性はある(されない可能性も大いにある)
・人付き合いよろしく、見返りを求めて動いても心の博打感が否めない、悲しきGDPや出生率だ(令和5年)
・であれば、所属企業への労働貢献は「一次体験のタネ」だと思えばいい
・タネを拾ったら、所属企業ではない場所にも小鉢を置いて、タネを植えるのだ(=副業)
・いろんな場所に小鉢を置いて水をやり、花が咲いたら経済的な不自由が解消されるかもしれない
・会社員という安全基地に身を置きながら、副業という小冒険を何度も何度も繰り返すのだ
・ただし‥くれぐれも会社を騙して搾取しようなどと考えてはいけない。サボったり悪事をはたらいたりする悪事はバレる(自分が植物だとして、陽に当てず水を与えず、根腐れするようなものだ)
・また給与以上の収入も生めていない状況で「会社が嫌だから」と感情的に退職→起業などとは考えないことだ。社内で受ける評価は、およそ全く社外で通用しない(先人が築き上げたブランドの威を狩る雑魚だったこと、に気づいてももう遅い)
・会社員から個人事業主にはカンタンになれるが、個人事業主から会社員になることは、令和5年現在において相当に難しい(以前の勤め先の年収や車格を担保する前提では超ハード、何かの待遇を落とす覚悟が必要)

仕事における実存主義:仁井貴志

太字がかいつまんだ結論ですが、人材企業にそこそこ長く勤めている立場としてはリスクヘッジの意識も強めなので、冗長になった感があります。

会社員単体に夢や希望が詰まっていればいいんですが、そういう職場は少ないです。転職エージェントを何年もやっている身で、この発言になってしまうことが悲しきかな。

とはいえ会社員として生きる人をバカにすることも矮小ですし、会社にぶら下がってvalueを出さないことも悪かなと思っています。現実を受け止めて、保証を受け取って、ストレッチし続けることが良いと考えています。


さて、あなたの実存主義は?
自分の本質は自分で探し、それは変わって良いものです。

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