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#72-定住と遊牧の狭間でーー『Golden Days』の世界

Strip Jointが、2月21日に、新譜『Golden Days』をリリースした。 彼らの曲では初めて、日本語歌詞だということで、僕はそれを聴き、読むのを楽しみにしていた。 もちろん、それは作詞の岸岡の言葉の感覚を、話しているときから興味深く感じていたからでもあるのだけれど、彼らの曲が日本語の言葉と合わさることで、この日本の風景や現実味とどんな距離感を図ることになるのか、その事後的な現象にもとても興味があったからだ。 それはこれまで、彼らの紡いできた世界が、どこかフィクシ

    • #67_Live Report_2023/11/22_”NEW VIEW” -EXTRA-「ELEVATION!」

      ”NEW VIEW” -EXTRA-「ELEVATION!」 渋谷パルコ10FComMunE にて11/22.22:15より。 文:新居進之介 写真:桑原陸 11月22日は、寒い夜だった。そのせいか、祝日前夜というのに、渋谷の街に人はまばらだった。 公園通りをパルコへ向かって歩きながら、コロナが一応の終わりを見せてからも、夜の街に人通りは以前のようには戻ってこないな、という、いつもの雑感を、また手元で弄んだ。 渋谷に初めて来たのは、8歳の頃だ。2004年。 その時はまだ

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      • 高知の食卓

        12/1-12/12くらいまで、高知に来ている。 僕のスマートフォンはカメラが壊れていてないも映らないので、インカムで撮影する日々が、かれこれ2ヶ月くらい続いている。 最近は、シャッターを押しても保存されなくなったので、何かを映した状態で、スクリーンショットを撮ることで、画像を保存する方法を編み出して得意になって周りに話したりしていたが、全て左右反転した写真が生成されていることに気がついてから、ショックを受けて写真を撮ることもやめた。 だから、写真はない。表紙の写真はJA

        • #59 - 日記/中塚(Ba.) Vol.3

          最終回。過去のものはこちらから。 2022年 8月14日(日) 中塚の日記 久しぶりに家でゆっくりして夕方から西田君の家でパーティー。 みんなではしゃいで楽しかった。ほんとあっという間の一週間。けれど濃厚な時間を過ごせている。一日一日大切に出来てる。もうそれを続けるしかない。後悔のない毎日を続ける。 2022年 8月14日の日記へ 中塚さん 前の記事から、随分と時間が経ってしまいました。毎度のことながら、申し訳ありません。 武蔵くんが他の記事で書いてくれていますが

        #72-定住と遊牧の狭間でーー『Golden Days』の世界

          #44 - 日記/中塚(Ba.) Vol.2

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          #44 - 日記/中塚(Ba.) Vol.2

          #40 - 日記/中塚(Ba.)Vol.1

          2020/12/23 (水)_中塚の日記 故郷にて 古典のテスト終わりセカンドストリートで服をいっぱい買った。できることはやれた感じがする。あとは年内に課題を終わらせて帰ること。曲もたくさん作りたいしやりたいことはいっぱいある。細かいことは置いといてやれると思うことはすべて実現する1年にしたい。 2020/12/23の日記へ 中塚さんへ。 新居です。日記を送ってくれてありがとう。他人の枕を借りて自分の夢を見た、とでも言えばいいのか、不思議な気持ちがします。 日記はつけられ

          #40 - 日記/中塚(Ba.)Vol.1

          #34 - 【富永あやさんの故郷へ:最終回Vol.4/4】-「帰ってきたよ」のピアノの音

          早いものだが最終回になってしまった。 僕らがあの日見たさまざまなもの、嗅いだ空気の匂い、足元の初めて来た土地の地面の感じ、書けば書くほどこぼれて漏れていく感じが深まるが、それは逃れられない感傷だろう。 さて、ここへ来て面白いものを思い出したので、紹介しておきたい。 富永さんのご実家の近くにあるのだが、これは「踏切機器試験場」なのである。 5秒に一回くらいのペースで、ずらっと並んだナナフシみたいな踏切が開いたり閉じたりするだけなのだが、これがどうも見応えがある、というか

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          #34 - 【富永あやさんの故郷へ:最終回Vol.4/4】-「帰ってきたよ」のピアノの音

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          #30 - 【富永あやさんの故郷へ:Vol.3/4】-ピアノ教室の、つむらや先生

          一輪車は『宝くじ』の寄贈だった。 僕たちは、グラウンドに挨拶する部活生のような感じで、小学校の校庭に別れを告げて歩き始めた。 富永さんには、会わなくてはならないひとがいるのだ。 圓谷先生(つむらや)のピアノ教室

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          #30 - 【富永あやさんの故郷へ:Vol.3/4】-ピアノ教室の、つむらや先生

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          #28 - 【富永あやさんの故郷へ:Vol.2/4】-緑川コンビニエント、空っぽの一輪車

          絵を描くのが好きで、イラストとか。漫画家とか、憧れていた。 昔は駅が古くて、ここから座って絵を描いたことがあるな。線路の方を。 駅は無人で、電車が来る時だけおばちゃんが券を売りにくる。 高校は郡山にあった。早朝から駅で待ち、電車で1時間以上かけて通った。 緑川コンビニエント

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          #28 - 【富永あやさんの故郷へ:Vol.2/4】-緑川コンビニエント、空っぽの一輪車

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          #26 - 【富永あやさんの故郷へ:Vol.1/4】-日曜日のハイウェイ

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          #26 - 【富永あやさんの故郷へ:Vol.1/4】-日曜日のハイウェイ

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          #18 LIVE REPORT_2022_10_22_Give Me Liberty_Release Party(文:Nii Shinnosuke/photo:sekido)

          よく晴れた10月の夕方だった。 渋谷の高層ビルの西向きの一面がみごとなオレンジ色に染まっていた。 下北沢ベースメント・バーに17:30に着いた。フロアは空っぽだった。空っぽのダンスフロアの上では、ミラーボールが回り、幾つもの小さな光の輪っかが誰にも踏みつけられることもなく、流れ続けていた。水族館の回遊魚のように伸び伸びと、誰にも邪魔されずに。 誰もいないダンスフロア。この風景から始められてよかった。それは象徴だ。何かがまだ始まっていないこと、何かが沸き起こること、そして何か

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          #18 LIVE REPORT_2022_10_22_Give Me Liberty_Release Party(文:Nii Shinnosuke/photo:sekido)

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