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学校の珍行事を振り返る

みなさんこんにちは。合同会社貴香の西村です。

皆さんは学生時代、どんな行事があったか覚えていますか?
その時は当たり前だと思っていた行事が、社会人になって珍しい行事だったり貴重な経験だったと気づいたことがあるかもしれません。

今回は田舎育ちの私が周りに驚かれたことのある学校行事を書き綴っていくので、珍なのか珍じゃないのかぜひ教えてください(笑)
そしてご自身の学生時代も思い出してみてもらえたらと思います。


1.保育園時代「乾布摩擦」

これは行事というか日課だったのですが、毎朝みんな上半身半裸になって「タオルで体をごしごしする」乾布摩擦がありました。
なんか体が強くなるんですかね?
先生に言われるがまま、されるがままだったのでこの儀式について当時疑問を抱いていた園児はいませんでした。
もちろん苦情を出す親もいなかった…と思います。
全員上半身裸で映ってる全体写真もばっちり残っていて、たまに見て面白がってます。
このご時世なので今はもうしていないようですが・・・
残念!(残念がるな)

サチコ、それ乾布摩擦やない筋トレや

2.小学生時代「田植え&稲刈り」

学校が田んぼを所有していたので梅雨の時期になると手作業で苗を植えていました。
水着で!!!!
学校から田んぼまで少し距離があったので、大名行列かのごとくぞろぞろ向かっていくんです。
水着で!!!!
私的には1番楽しい行事だったかもしれない。
ドロドロの中に足を突っ込んで動けなくなって友達に引っ張ってもらったり、逆に友達を引っ張ったり(笑)
男子はもう泥の擦り付け合いです。

汚れるのですら楽しかった子どもの頃

田植えが終わったあとはもちろんみんな泥まみれ。
ちょっとやそっとの汚れではない泥をどうやって綺麗にしていたのか?
学校に帰る途中にある水源公園に寄るのがお決まりでして、その泥まみれな体をそこで綺麗にして帰ります。

そして消防車が来てレスキュー隊の方が放水して落としてくれます。

横一列に並ばされる泥まみれの私たち。
合図もなくいきなり放水され、あまりの水圧に倒れる子もいました。
まさか人生で消防士に放水ホースを向けられる日が来るとは。

ちょっタンマタンマ!!!!!!

秋になるとその稲刈りです。
機械ではなく、釜を持参して自分たちの手で稲を刈るのですが、収穫したお米は給食で出してくれていました。(そのころは給食センターなどなかった)

3.小学生時代「梅ちぎり」

学校の敷地に梅林があったので5月末?にみんなで梅ちぎりをしていました。
木の数がすごかったので全校生徒で梅を採っても採っても終わらない・・・。
1年生は身長的に届かない子が多かったので上級生が抱っこしたり、おんぶしたりしてお手伝いしていました。

収穫した梅はすべて持って帰ってOK。
持参したビニール袋にみんな梅を入れて持って帰っていたのですが、梅が重すぎて下校中にビニール袋が破けて梅を道路にぶちまける生徒多数(笑)
近くにいた生徒みんなで梅を拾って集めて、どうにかこうにか協力して持って帰っていたのが懐かしいです。

母は大量の梅をどうしていたのだろう??

4.小学生時代「どんどや」

どんどやとは熊本の呼び方で、本来は「どんど焼き」。
どんど焼き(どんどや)は、正月にお迎えした歳神様を送る行事とされています。
火煙や灰が高く舞い上がるほど豊作の年になると言われ、火や煙にあたることによってその年の無病息災を祈願できるとも言われています。

どんどや

どんどやを始める前に「もぐら打ち」という儀式も行います。

もぐら打ち(もぐらうち)は、竹に巻いた藁等で家先や田畑の地面を叩いてまわる九州地方に伝わる伝統行事で元来は田畑を荒らすモグラの害を防ぐために行われていた作業が、五穀豊穣や家内安全を祈る儀式となったものであるそうです。

「13日のもぐら打ちー!15日のどんどや!」と声を合わせて、皆でそろってグラウンドの地面をもぐら打ちの棒で打ちます。
もぐら打ちの棒は竹の先に藁を巻いたものです。
もぐら打ちをしている時に先端の藁が吹き飛ぶ生徒がいて面白かったです。

この棒はみんなおじいちゃんおばあちゃんに作ってもらい当日に各自持参。
今思えばその棒も個性がありました。
棒を持ってぞろぞろと登校する様子は傍から見ると奇妙だったことでしょう。
登校したら傘立てにみんなもぐら打ちを立てていました。(傘立ての新しい使い方を提案する母校)

もぐら打ちあるある

もぐら打ちが終わるとこの棒、各家庭から持ち寄られた正月飾りの門松・しめ縄を初め、古い破魔矢・お札・縁起物などをやぐらに投げ入れて燃やします!
また、上達を願って1月2日に書いた書初めや使い古した筆をこのやぐらに投げ入れ、書いた紙や燃えかすが高く舞い上がるほど習字が上達するともされています。
私は習字をしていたのでバンバン燃やしていました・・・。

やぐらは5メートル以上あって、燃やすので結構危ないです。
万が一に備え消防車も2、3台来ていました。(また消防車出動)

やぐらの火が落ち着くと、できた炭を各家庭で持ち寄った火鉢に入れておもちを焼いたりしての昼食でした。

5.小学生時代「宮相撲」

6年生?になると近くの神社の境内の土俵で相撲を取ります。
相撲をするのは、男子生徒だけなのですがちゃんとふんどしを巻いて土俵上の作法もこなして。
これは「奉納相撲」といって五穀豊穣や無病息災等を祈願するためのお祭りみたいでした。
この宮相撲は江戸時代から伝わり、当時は本物の力士が相撲をとっていたそうです。

6.高校生時代「32kmマラソン」

マラソン大会、競歩会なるものがある学校は多いと思いますが、私が通っていた高校は近くの山を1周する「32kmチャレンジマラソン」でした。
平坦な道を32km走るのもキツイのに山道を32kmって・・・・。
もちろん歩いても構わないのですが、6時間以内にゴールするという制限時間付き。
制限時間内にゴールできなければ、山道で車で回収されます。
後日走り切れなかった距離は校庭で走らされるという感じでした。

私は高校3年間、本気の帰宅部だったので死に物狂いで参加。
運動部の友達に毎年ペースを引っ張っていってもらい、なんとか毎年時間内にゴールすることができました!!
ありがとうMちゃん!!

まとめ

もっと色々思い出せそうな気もしますが、個人的によく覚えているのは上記の行事です。
今大人になって振り返ると、準備をしたり段取りを組んだり引率したりする先生方、本当にすごいなと尊敬します。
このような行事が自分の人生にどう活きているかは分かりませんが、伝統行事や食に繋がる体験を子どもの頃に経験できたのは幸運でした。

時代が変わり、伝統的な行事がなくなっていったとしてもせめて語り継いでくれる人がいればいいなと思います。

みなさんも「こういう行事があった」というのがあればぜひ教えてください。
最後までお読み頂きありがとうございました!

合同会社貴香について
伝統工芸ショップ【NIHONT
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担当:西村

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