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ドラマが最強の副教材
外国籍の皆さんの日本語力が向上していると「いつもどうやって日本語を勉強していますか」ときく。
先日きいた2組は同じ回答だった。
何か一つ軸になるようなテキストを持っていて、それで文法の練習はしているそうだ。それに加えて日本のドラマも観ているそうだ。
日本語テキストにある言い回しやCDで発せられる音声は覚えるためならいいかもしれないが、現実的ではないらしい。日常会話にはテキストに載っていない言葉の交流がたくさんある。それを補うのがドラマの役目になっているらしい。リスニングだけではなく語彙の獲得にもドラマが一役かっているとは思わなかった。
例えば先日教わったのは、「わるい」という言葉は男性が謝るときに使うこともあるということなど。なるほど。日本語母語話者でも改めて説明されると勉強になる。
ドラマは状況設定が画面を通してわかる。時々使い方を間違っていることもあるが(笑)、ドラマで俳優たちの演技を見て、その時発せられた言葉を真似してみて、すぐに活用しようとしたその心意気をまずは称えよう!こうやって覚えて使って訂正しての繰り返しで語学が向上するんだなと初心に返る。
語学学習の方法は様々だ。テキストで机に向かうものもあれば、学校や地域の教室、オンラインで教師やクラスメイトとのやり取りを通して行うもの、娯楽という形でできるもの…。
そのどれか一つに絞らず、複合的に相互作用させることで前進・向上することを改めて気づかされた。
人の数だけ勉強方法がある。その方法を確立した日本語学習者さんの例を今後もnoteにあげていきたいと思う。それはきっと、私たちの外国語学習にも通じることだから。
タイトル画像は「みんなのフォトギャラリー」より
クリエイター:中目黒土産店さんの作品を使わせていただきました。
ありがとうございます。
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