「ドラッグストアに行こう」の巻

Xin chào thứ năm.


さて、先日参加した行動中心の授業を作ろうの活動。

考えて色々作ってたつもりだったけれど、活動一つ一つにどんな目的があるのか曖昧だったし、can-doを達成するために適切な内容だったかというと完全に🙅‍♀️


まだまだ、いろいろな角度から物事を考える必要がある。


と色々なことを考えたわけですが。

・・・ひとまず、今回は実際の授業でやってみました。


行動中心といっても、言葉や表現、文法などはほとんど既習。
というか、時間割では「~んです」の復習。

使う教科書は指定されていましたが、気にしません。教科書全無視。るんるーん。


トピック『ドラッグストアで薬を買う』〜対象者:初級クラス〜


Can-Doは、
①ドラッグストアを見つける。
➁自分の体調に合った薬を見つけることができる。
③薬が見つからなかったとき、店員に自分の体調を伝えて、適切な薬を紹介してもらうことができる。
の3つで、時間は90分として考えました。

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今回はスライドは使わず、先生方が紹介されていた活動を参考に、見様見真似でJambordだけを使いました。


①ドラッグストアを見つける活動


ここでのポイントは、「くすり」というキーワードが見つけられるかどうか。
サイゼリヤや吉野家などの他の店も一緒くたにして、二つに分けてもらいました。

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店構えなどからも判断して、ほとんど分けることができていたのですが、問題は「ココカラファイン」


「ココロ、カラダ、ゲンキ」


このカタカナ表記、外国人にとってはいじわるな表記ですね~。

漢字表記だったら想像がついたかもしれないですが、カタカナ表記からイメージするのって結構難しい。

なぜカタカナにしたのさココカラファインさん。


②症状の絵と言葉を一致させる活動


よく間違えるのが、「熱をひく」「風邪がある」。
言葉と動詞もばらばらにして、一致させます。

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自分で何か動かしたりするのって楽しいようですね。いつもは静かな学生も、画面上ではあっちこっちに矢印が動く動く。

楽しんでるじゃないか!(にやにや)


③症状と、くすりを一致させる活動


ベトナムの人ってあまり病院に行かないそうです。
例え風邪を引いたとしても、熱が出たとしても、歯が痛かったとしても我慢。
それか病院へは行かず薬局に行って、薬で治療するだけなんだとか。


「先生、私は病院に行きません。薬もあまり飲みません。」


はい、この言葉。待っていましたよ!

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だから、今回我慢できない「下痢」を入れたんだ!誰もこいつには、逆らえないだろう。


ということで、薬箱に書かれている絵や、「のど」「あたま」「おなか」「かぜ」「下痢」「吐き気」などの言葉を読み取って、どの症状が出た時に飲むべきか判断してもらいました。

一つだけではなく、複数あることに気が付けると良いですね。


④店員に薬を聞いて買うロールプレイ。


「薬が分かりません。店員に何と言いますか?」という問いを投げかけ、まずは考えてもらいます。
次に、モデル会話として、学生に客役、私が店員。


Tさん:「すみません、ちょっといいですか。」

わたし:「なんでしょうか。」

Tさん:「昨日から熱があるんです。くすりはありますか。」

わたし:「こちらはいかがですか。かぜのくすりです。」

Tさん:「ありがとうございます。くすりの飲み方は何ですか?」


おーーーーーーー!すごい。


すぐ値段を聞いてくるかと思ったのに、まさかワンクッション飲み方についての質問が学生側から出てくるとは思いませんでした。


会話のざっくりとした流れを見せつつ、他の学生からのアイディアをどんどんロールプレイに活用するよう伝え、いざペア練習。

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何もない状態で会話するよりも、画面上で薬や箱を見せながら「こちらはいかがですか」とか言いながらやるの、楽しいやないの…。

お金とか使って会計までやったらさらに楽しいやないの…。

いつも積極的に取り組むクラスでしたが、今日はいつもに増して積極的でした。


初級クラスだけなんてもったいないので、初中級クラスにも。


薬の箱に書いてある飲み方を読み取る活動や、ちょうど教科書の本文の内容とトピックが一致していたので、本文の内容を聴解問題として入れたりして。


学習者が楽しそうにやっているのを見れたのが一番うれしかった。


では、Hẹn gặp lại。







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