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フランス語圏のおすすめアート | 日本で鑑賞できるフランス・スイスのアート展示 (2022年7月・8月)

『フランス語圏のおすすめアート』3回目の特集です!🎨
2022年7月-8月現在、日本で鑑賞できるフランスとスイスのアート展示をご紹介します。夏の暑い日には、美術館など屋内の涼しい場所へお出かけしたいですね🌞
実際に鑑賞された方は、コメントにて感想もお待ちしております✨

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日本で鑑賞できるフランス・スイスのアート展示 (2022年7月・8月)

◾️ クリストとジャンヌ=クロード "包まれた凱旋門"

日程:2022年6月13日(月)~2023年2月12日(日)
会場:21_21 DESIGN SIGHT
〒107-0052 東京都港区赤坂9-7-6 東京ミッドタウン ミッドタウン・ガーデン内
入場料:一般 1,200円、大学生 800円、高校生 500円、中学生以下は無料

クリストとジャンヌ=クロード "包まれた凱旋門"
2021年9月、パリのエトワール凱旋門が布で覆われると、周囲は人々の歓声に包まれました。現代美術作家クリストとジャンヌ=クロードが出会い、創造活動の一歩を踏み出したパリで1961年に構想し、悲願の夢でもあったプロジェクト「LʼArc de Triomphe, Wrapped, Paris, 1961–2021(包まれた凱旋門)」が現実のものとなった瞬間でした。

21_21 DESIGN SIGHTでは、2022年6月13日より2023年2月12日まで、企画展「クリストとジャンヌ=クロード "包まれた凱旋門"」を開催します。「包まれた凱旋門」とは、エトワール凱旋門が16日間にわたり、銀色のコーティングが施された再生可能な青い布25,000m2と、3,000mもの赤いロープで包まれたプロジェクトです。本展ではこの「包まれた凱旋門」の制作背景と実現に向けた長い道のりに焦点をあて、二人の人生において貫かれたものを紐解きます。

21_21 DESIGN SIGHT -「クリストとジャンヌ=クロード "包まれた凱旋門"」より一部引用
© 21_21 DESIGN SIGHT「クリストとジャンヌ=クロード "包まれた凱旋門"」

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◾️ スイス プチ・パレ美術館展 印象派からエコール・ド・パリへ

日程:2022年7月13日(水)~2022年10月10日(月・祝)
会場:SOMPO美術館
〒160-8338 東京都新宿区西新宿1-26-1
入場料:一般 1,600円、大学 1,100円、高校生以下は無料

「スイス プチ・パレ美術館展 印象派からエコール・ド・パリへ」
スイスのジュネーヴにあるプチ・パレ美術館は、19世紀後半から20世紀前半のフランス近代絵画を中心とする豊富な美術作品を収蔵しています。プチ・パレ美術館は1998年から現在まで休館していますが、今回、日本では約30年ぶりとなるコレクション展を開催いたします。世紀転換期のパリでは、多くの画家たちが実験的な表現方法を探究し、さまざまな美術運動が展開されました。プチ・パレ美術館の特徴は、ルノワールやユトリロなどの著名な画家たちに加え、才能がありながらも、あまり世に知られていなかった画家たちの作品も数多く収蔵していることです。本展では、この多彩なコレクションから38名の画家による油彩画65点を展示し、印象派からエコール・ド・パリに至るフランス近代絵画の流れをご紹介します。

1.約30年ぶりの日本でのコレクション展
スイス プチ・パレ美術館のコレクションのみの展覧会は、日本では約30年ぶりの開催となります。同館は1998年に休館して以降、現在も一般には公開されていません。そのため本展は、現地でも見ることのできない傑作を鑑賞することのできる貴重な機会です。

2.フランス近代絵画の重要な美術運動をすべて網羅
19世紀後半から20世紀初頭のパリでは、印象派、新印象派、ナビ派、フォーヴィスム、キュビスム、エコール・ド・パリという新しい絵画の動向が次々と現れました。本展では全体を6章に分け、それぞれの絵画動向の特徴を分かりやすくご紹介します。

3.パリが最も華やかだった時代の絵画が集う
近代都市パリで華やかに展開した芸術運動は、一握りの巨匠たちだけではなく、数多くの画家たちによって周辺から支えられていました。本展では、新しい絵画様式の先駆者や、枠に収まらない個性的な画家など、あまり知られていない画家たちの作品も紹介します。

SOMPO美術館 -「スイス プチ・パレ美術館展 印象派からエコール・ド・パリへ」より一部引用
© SOMPO美術館「スイス プチ・パレ美術館展 印象派からエコール・ド・パリへ」

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◾️ ジャン・プルーヴェ展 椅子から建築まで

日程:2022年7月16日(土)~2022年10月16日(日)
会場:東京都現代美術館 企画展示室 1F/地下2F
〒135-0022 東京都江東区三好4-1-1
入場料:一般 2,000円、大学・専門学校生・65歳以上 1,300円、中高生 800円、小学生以下は無料

「ジャン・プルーヴェ展 椅子から建築まで」
「ジャン・プルーヴェ展 椅子から建築まで」は、20世紀の建築や工業デザインに大きな影響を与えたジャン・プルーヴェ(1901–1984)を紹介する大規模な展覧会です。本展では、プルーヴェが手がけたオリジナルの家具や建築物およそ120点を、図面やスケッチなどの資料とともに展示します。

プルーヴェはアール・ヌーヴォー全盛期のフランスで、ナンシー派の画家の父と音楽家の母に育てられ、金属工芸家としてキャリアをスタートさせました。1930年代にはスチール等の新たな素材を用いた実験的かつ先進的な仕事へと転換し、家具から建築へと創造の領域を拡げていきます。また、第二次世界大戦中はレジスタンス運動に積極的に参加し、ナンシー市長も務めたプルーヴェは、フランスの戦後復興計画の一環としてプレファブ住宅を複数考案するなど、革新的な仕事を次々に生み出していきます。

本展は、《「サントラル」テーブル》(1956年)、《ファサード・パネル》(1950年頃)、《ライン照明》(1954年)等のプルーヴェを象徴する作品とともに、生涯の軌跡をたどる展示から始まります。続いて、《「プレジダンス」デスク No. 201》(1955年)、《移動式脚立(特注)》(1951年)のほか、工業生産化への移行における標石のひとつとなった《引き出し付き折りたたみテーブル》(1943年)を含む代表作を紹介します。

東京都現代美術館 -「ジャン・プルーヴェ展 椅子から建築まで」より一部引用
© 東京都現代美術館 「ジャン・プルーヴェ展 椅子から建築まで」

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◾️ ミュシャとおとぎの国の姫君たち

日程:2022年8月6日(土)~2022年11月27日(日)
会場:堺 アルフォンス・ミュシャ館
〒590-0014 大阪府堺市堺区田出井町1-2-200
入場料:一般 510円、高校・大学生 310円、小・中学生 100円、小学生未満は無料

© 堺 アルフォンス・ミュシャ館 「ミュシャとおとぎの国の姫君たち」

「ミュシャとおとぎの国の姫君たち」

時に気高く、時に勇敢で、恋もする姫君たち。

本の挿絵から画業を始めたアルフォンス・ミュシャは、その生涯で数百の書籍に携わり、児童書や、新聞の連載小説、美麗な装飾本に記された多くの物語を彩ってきました。さらに演劇ポスター、壁画や油彩画においても、歴史や小説のワンシーンの表現を試みています。写実的な人物描写とドラマチックな構図によって、読者や観る者の想像力も掻き立てる、生命力溢れるキャラクター。本展では、ミュシャが描いた物語世界に注目。姫君たちの運命をたどりながらミュシャが描いた物語世界を7つのテーマでご紹介します。それぞれの作品の制作秘話も合わせ、ミュシャをとりまく物語の世界を堪能いただけます。

堺 アルフォンス・ミュシャ館 「ミュシャとおとぎの国の姫君たち」より一部引用

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海外旅行に行くのがなかなか難しい時期も、フランス語圏のアートを鑑賞してちょっぴり旅行気分を味わいたいですね✨
最後まで読んでいただきありがとうございました!

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🎵おすすめ楽曲🎵
今回は、真夏の暑い日にドライブしながら聞きたいサマーソングを選びました!
Montmartre (モンマルトル) の「Le sud」をご紹介します!
Montmartre は、フランス・パリの2人組デュオで、他のアーティストのリミックス作品で有名になりました。
今回ご紹介する楽曲「Le sud」は、かつての人気歌手Nino Ferrer (ニノ・フェレール) が1970年代に発表した曲のリメイク版で、« Souvenir (思い出) » というミニアルバムに収録されています。是非チェックしてみてください✨

◾️nihongo_françaisプロフィール
某大学のフランス文学科で出会った仲間3人で、フランス語・文化情報メディア、『nihongo_français』(ニホンゴ・フランセ)を作りました。
20代のメンバーそれぞれの視点で、フランス語勉強やフランス語圏の様々なテーマを取り上げ、ざっくばらんに書いていきます。

お問い合わせは、InstagramのDMよりご連絡ください。
Instagram:@nihongo_francais

créé par Lolo, Angèle, Pomme

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