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大放言:百田尚樹(著) おススメ本【勝手に宣伝!】

百田尚樹先生の言いたい放題の内容(というと聞こえが悪いかもしれませんが^^;)。これまで数多く炎上被害を受けている百田さんですが、その解説や背景、裏事情まで書かれています。マスコミの偏向報道や、生きていく上で大切な事など、色々と百田先生だから言える、百田先生だからこそ伝えられる事が多数。表現も分かり易く、スッと読めてしまう書き下ろし論考。
※百田尚樹先生についてご存じない方は、こちらも参考にしてください。

[文庫本裏表紙の内容紹介]
思ったことや軽いジョークを口にしただけで、クレーム、バッシングの嵐。求められるのは人畜無害な意見ばかり。こんな息苦しい世に誰がした?数々の物議を醸してきた著者が、ズレた若者、偏向したマスコミ、平和ボケの政治家たちを縦横無尽にメッタ斬り。炎上発言の真意から、社会に対する素朴な疑問、大胆すぎる政策提言まで、思考停止の世間に一石を投じる書き下ろし論考集。今こそ我らに”放言の自由”を!
[帯紹介]
誰も言わないなら私が言う!!
・なんでも「コスパ」で考えるな
・地方議員はボランティアでやれ
・原爆慰霊碑の碑文を書き直せ
・日本は韓国に謝罪せよ
・刑法を変えろ
・図書館は新刊本を入れるな
・「少数意見」はどこまでか
・本当に格差社会なのか
・炎上発言の真意

マスコミはどのように炎上記事を作っているか。いかに炎上しそうなコメントを引き出して、切り取っているか、失言を作っていくか。その実例が記載。

「私はやればできる人」、あなたの周りにそんな事を言う人はいないでしょうか。考えてみるとちょっと違和感を感じるフレーズ。そんな時、あなたならどうしますか。どう思ったらいいかが記載。

日々のニュースは大きなトピックが話題になりますが、本書では細かい点や恒久的な諸問題(普段だと気にとめないような事)にもフォーカス。色々と気付かされます。

ガツンと痛いところを突かれたり、日常生活で思っているけど声に出せない事や、友達や家族からは言われないストレートな内容多数。百田さんならではの歯に衣着せぬ発言のオンパレード。時に反論をしたくもなるが、真をついているから納得せざるを得ない。そしてどこか温かい。

個人的には30代後半40代以上にオススメ。
ある程度人生で失敗や挫折を経験していると更に入っくると思います。
(若いのにこの内容がスッと入ってくるなら、相当な理解力、想像力を持ち合わせているかと^^)

また、本書を読み終えた後、満足感と共にメンタルが強くなった気がするかもしれないがそれは間違い。強靭な肉体になるのは簡単ではないように、メンタルを強くするのも日々トレーニングが必要。そんな簡単に変われるものではない事も実は本書で言及している。

あと、本書の約2年後に出版される「今こそ、韓国に謝ろう」の一部が掲載されてる点も注目したい。

・やらないのは、できないのと同じ。
・「誰も私の事をわかってくれない」「みんな、私のことを誤解している」
→そんな事はない。周りは正しい。
・新作映画を町内会で無料上映はしない。だけど新作本を図書館で無料で読める。これはおかしいのではないか。
・自己啓発本は、栄養ドリンク。
・口で「平和」を唱えるだけでは戦争は止められない。

後に続く鋼のメンタルとセットで読むと(話自体は繋がってはいません)更に味わいが増します。

大放言
760円+税
新潮新書
2015/8/20

※他の百田さん作品集、マガジンにしています。

 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
最後までお読みいただきありがとうございました。
「完読後もまたこちらに訪れてもらえると嬉しいです。」
「友達に家族に勧める際に、今回の紹介が参考になると嬉しいです。」
Best of luck

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