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Terror Kid 「テロリストの少年」-2


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Terror Kid 「テロリストの少年」-2




Terror Kid/Zephaniah, Benjamin


衝動的な逃亡ながら、リコはバスでウェスト・ブロムウィッチに行きます。


そこには、家出した姉の親友・キムが住んでいました。

キムから姉の消息を聞こうとすると、なんと姉のローラとルームシェア(ただし家はキムの名義である)と知らされます。


ローラは長らく音信不通でしたが、久しぶりの再開に彼女は喜び、家出の原因を話します。

美術を勉強したかった気持ちを抑えて、両親の勧めに従い法律の道へ進む。

そして、会ったことのないスペインの青年と結婚を勧められた段で、自分の人生を生きたくなり家出ー

ただし、リコに誤解されたくないのは、彼女は、別に両親を恨んだり悪い人だと思っているわけではない、ということ。


そして、姉の配慮で寛いだ気分になったリコは、自分が何をしたのか、洗いざらい話すのですが「自分は無実で、スピーチを探す」「自首はしたくない」という弟に、ローラは、「あなたは無実ではない」と戒められます。


リコの話を全面的に信じ「自首はしたくない」という気持ちに配慮し、匿おうとするローラでしたが、同居人のキムは反対でした。


リコに着替えを用意しようと買いに行く車中で、これはあなたと弟の問題であり、自分を巻き込まないで欲しい、と伝えます。


喧嘩になるも、キムは表面上納得するフリをして、こっそり「テロリストが家にいる」と警察に電話します。


キムがあっさり折れ、部屋にこもり大音量で音楽を聞き始めるのを不可解に感じたローラは、電話を盗み聞きし、急いでリコに携帯と小銭を持たせて逃がします。


ローラは激昂し、キムを罵りますが、彼女は「少なくとも私は人殺しじゃない」と応酬します。


キムの家を追い出されるようにして飛び出したリコは、途方に暮れています。


ウェストミッドランズは、バーミンガムのなまりとそう代わりませんが、リコは名実ともに「指名手配犯」で、誰と喋るのもびくびくしています。


小腹が空いた彼は、露店でフィッシュ&チップスを買い求めようとしますが、店員に見咎められることを恐れ、近くの同世代の少年に、奢る代わりに自分の分を買ってきてほしいという取引を持ちかけます。


スタウアブリッジから来たというスタッフと喧嘩になり、殴りつけたために出禁になった、と嘘をつくリコでしたが、少年は、そのアウトローなエピソードに好奇心を刺激され、フィッシュ&チップスを一緒に食べようと誘われます。


それを固辞し逃げるリコ。


ダートマス公園のトイレで頭や歯を洗っていると、オジサンから話しかけれて、また、びくびく…




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