ブラック企業攻略戦ー番外編 普通の失敗
ブラック企業攻略戦ー番外編 普通の失敗
今日は普通に、「課長のヤバさ」とかではなくて、異動前の上司に注意されたという話です。
何気ないことだけど、その人のことばはズシンってきたんですね。
ああ、呆れられたかな。
異動前の部下なんか、もうどうでも良いと思われたかな…。
職場でのミスって、上司に好かれたいと思えば思うほど、一回のミスへの警戒感が強まる。
それはある程度良いことだと思うけど、長く勤めると、ミスを隠すことがうまくなっちゃったりする。
私はずっと品質部門に勤務していて内勤で、営業みたいに取引先の担当者へ引き継ぐっていうことをあんまりしてこなかったんですね。
とはいえ、仕入先とか主要なところは、上司からの指示があったから、引き継いでから異動したけど。
商品デモで一回名刺を渡したくらいの人は、そもそも覚えていなくて…。
間欠的に何度も電話やメールがきてたけど、放置していた。
どうなりましたか?と連絡がくるから、引き継いだ人に、興味があるなら連絡してください、と転送したんだけど、
今から思うと、契約の可能性は限りなく薄いんだから、スッパリ断れば良かったって判断ミス。
まあ、自己弁護するなら、部長も課長も、こういうことを、どうしたら良いでしょうね?などと聞いたところで、明瞭な回答なんて無いんだから、「上司にお伺いを立てる」という発想がはなからなかったとは、仕方ないかなと思うんだけど。
それで「異動して管轄が違うから○○にご連絡ください」と、言ってしまったんですね。
その後で、異動前の上司から、「こういう時、名前を出すなら先にこちらの意向を確認しないとダメ」とお叱りを受けました。
一瞬ガーンと落ち込んだ…というのは、まさか恋?
ではなく…同じような事を言われても、今の課長からじゃ、私はたぶんショックを受けない。なぜならきっと、尊敬していないから。なに言ってんだ?コイツって、自分に常識の無いところでも、多分そう思う。
というのは、以前、気にしてもいなかったんですけど、総務の課長なのに、出産祝いの会社からのご祝儀、結び切りだったんですね。
水引、蝶結か結び切りかっていうのは、結婚みたいに二度以上あると良くないことは結び切り、出産みたいに何度でもあって良いことは蝶結という違いがあります。
知らないのかな?と、その時違和感を覚えただけだったけど。
社外的にどうしているか知らないけど。
係長によると、課長は性格が悪いからわざとだ、ということだけど。
課長は自分のこだわりを、さも他部署のため、人のためみたいに言う人だって分かってるし、管理職なのに仕事を抱え込み部下を育てるって気持ちが薄い人だから、
10に1つ100に1つマトモな事を言ってたって、気付かずスルーしちゃう気がするんだよなあ…
傲慢になるのは絶対良くない。人として。
課長を育てる、上司教育を考えるってことは、何を言われようが真に受けないしたたかさは伸びるけど、それと同時に「自分は一人で育たなくちゃいけない」ってこと。ということは、イビツになる。
今まで強みのつもりだった素直さは失われていくかも知れない。
課長が課長になっていった軌跡も理解して、同情して、私も課長みたいになっていくのかな。
驕らず、自分の器量を受け入れて、人運がなかったと分かったにも関わらず勤め続けるというのは、そういう命運を受け入れるってことなのかな。
初歩的なこととはいえ、以前の上司に一般常識的なことを言われて落ち込むというのは、私はその上司を尊敬しているってことだし、
考えすぎな気もするけど、上司が静かに個人宛のメールで注意してきたのは、そもそも自分のことばの方が効く、と判断してのことかも知れない。
(それぐらいキレてたってことではない。多分。いや、知らんけど。それならそれで、ちょっと前の上司もそんなに大きな器じゃなかったってがっかりしちゃうかもだけど)
まあ、ともかく。
その上司の実際はどうであれ、私より器量が大きく見える。そう見せようとしているだけだとしても、部下としては、上司に自分より大きな存在であってほしい。
だからこそ、以前の上司が、誤字脱字していようが判子を押し忘れていようが、そのミスで、上司としての権威が下がる、そんなことは無かった。
また別の側面の話だけど、こんな些細なことを書くのは、今まで課長のことをたくさん批判していて、別にそれが的外れなんて全然思っていないけど、
なんだかそうやって上司を貶めているのに、自分のミス、至らないところ、非常識なところは書かないっていうのが、卑怯なことのように思えたんですね。
辞めて再就職すれば、ごちゃごちゃ悩まず次の仕事に邁進できるのかなって思いもあるけど、自分はまだこの会社で学ぶところがありそう?って気持ちもあって、
じゃあ結局自分で自分を「貴様らに教わることなど最早何もないわ!」って思えるようになるまで辞めないのか?
そんな日は来るのか。
そんな風に思い始めるのって、ヤバくないか?
悩みは尽きないのでした。
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