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都立高入試の『英語』スピーキングテスト導入【アベプラ】

Abema Prime観てる

毎日『Abema Prime』をよく視聴しています。普通の報道番組とは違って、3つくらいの話題をみんなであーでもないこーでもないと議論して深堀するパターンの番組です。

番組の構成や平石アナの色んな立場の意見を公平平等に取り上げるという姿勢があって、(白熱してしまう展開もありますが)冷静に問題と向き合う考える良いキッカケになります。

日によって、取り上げるニュースと論客のバランスが悪く、終始論点がずれていたり、所謂”情報番組”的なコメントの域を出なく見ごたえが無い回もあったりしますが。

都立高入試の英語スピーキングテスト導入問題

8/22放送回の中で、「都立高入試で英語のスピーキングテスト導入」の話題が取り上げられていました。どうやら今年の11月にスピーキングテストが実施され、それが入試の点数にカウントされることになるそうです。

自分の子どもも10年以内には高校受験をするわけなので、それまでに東京都→首都圏→全国に広がっていそうだなと思うと、よく理解しておかないとですね。

反対運動をしている方々はいくつか問題点を上げていまして、下記とのこと

第一に、入試において最も重視されなければならない公平性や公正性が失われるという問題です。第二に、スピーキングテストの配点「20点」と評価の点数化について、入学試験の点数・評価に関する疑問が解消していないという問題です。第三に、プレテストの段階でスピーキングテストでの事故・トラブルの検証がなされていないことと、スピーキングテストの結果について開示請求に応じないことによる、入学試験の透明性・信頼性に関わる問題です。第四に、一私企業への個人情報を提供することの危険性、一私企業への利益誘導あるいは利益相反の疑い、それから出身家庭の経済力による教育格差を拡大する問題です。
入試改革を考える会の

確かに、そうですねという指摘かと思います。
放送見ていて、私が特に問題なのかな?と思ったのは「不受験者の扱い」ですかね。どうやら受験は必須ではないようで、受けなくても良いそうです。ただし、不受験を選択した場合でも0点ではなくスピーキングテストの点数は付くとのこと。

英語学力検査の得点で順位を決め、不受験者と英語学力検査の得点が同じ者のESAT-J結果を「3 評価の点数化について」 に基づいてそれぞれ点数化し、その平均値により、不受験者の「仮のESAT-J結果」を求める。
東京都教育委員会ホームページ

ということです。たしかに言葉をうまく話せない方などに対して特別な措置は必要であるとは思いますが、学力検査とスピーキングテストに相関があるということならば、そもそも学力検査だけで良くない?と思いました。
「英語を話す」ことを教育の中で力を入れることはとても良いとは思うのですが。

また、このスピーキングテストは「調査書内の諸活動の記録」に結果が記されるということです。だとするならば、通常の学校教育の中でスピーキング力を評価して、科目の内申点に反映することじゃダメなのかなと思いました。

学校における授業の枠組みの中で、もっと英語でコミュニケーション取る機会を増やして、日本人が英語に慣れる下地を作っていく方が重要なんじゃないかなと思いました。(もうやってるのかもしれませんけど)

放送内では、「導入するの良いじゃん。なのになんで反対と騒ぐ?」という論調になってましたが、ゲストの方もスピーキングテストそのものを反対しているわけではなく、やり方や制度に落ちがありませんかっていう指摘をしてるんじゃないのかなと。そのへんの主張があまり拾ってもらえず、微妙な感じになってましたね。

子どもが受験するとき

いくら綺麗ごと言っても、基本的には学歴社会であることは間違いないと思うので、人生を左右する入試についてよく理解しておかないとですね。

子どもが受験するときの精神状態、耐えられるか今から不安。



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