道端で怖いおじいさんと目が合った話
「イヤホンは必需品だ。隙あれば常に新しい情報を耳からインプットする。一人で歩いているときはイヤホンしないなんてありえない」なんてことを自慢気に言う僕だったが、なんだが今日はイヤホンをしたくなかった。
朝、駅に向けて出発する。イヤホンを外した今日は、最初は違和感しかなかった。けど、歩いているうちに「これもだんだんわるくないな」と思えてきた。
歩いて住宅街をもうすぐ抜ける頃。その人はいた。
通勤するときたまに見かけるおじいさんだ。バイデンみたいなオールバックの白髪、険しめな