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サタプロ 44th 参加録

昨日 2024/02/24 (Sat) にサタプロで開講された立崎乃衣さんの講座に座談会メンバーとしてお邪魔してきました。

 記事は5分弱で読めます。全2,385文字。


講師紹介

 立崎さんはロボティクスの分野を中心に先進的な取り組みに数多く取り組まれ、一昨年 Forbes JAPAN 30 UNDER 30 にて「世界を変える10人」に選ばれた方です。そのお歳なんと19歳! 昨年度の渋幕の卒業生で、私の1つ下という信じられない若さです。現在はギャップイヤーを活用してビジネス経験を積んでおられ、株式会社リバネスにてモルティングジェネレーターを務めておられます。

講座前半:立崎さん講演

 講座タイトルは「世界を変えるための仮説 〜新しいエンジニアの在り方を目指して〜」。講座の前半では、自身の専門とするロボティクスの知見を活用して植林用ドローンの開発をはじめとした社会貢献活動に参画する現在までの半生とご自身の夢をご紹介いただきました。

 世界を変える。そのためにプロジェクトを動かす。そのために人を集める。そのために情熱をもって夢を語る。言葉の持つ強さについても触れておられました。立崎さんから受講者へのメッセージをここに書き留めます。

“好き” を見つけよう
 “好き” が見つかるとそれはきっとあなたの中で大きなパワーを持つようになるはず。自分の興味の種はどこにあるのか、探してそれを大切にしよう。

“夢” を語ろう
 夢を語れば、そこには人が集まる。人が集まって仲間ができれば、その夢はさらに大きく成長していく。まずは自分の「夢」を勇気を持って口に出すことから始めてみよう。

(立崎 乃衣, 2024) [1]

講座後半:座談会

 講座後半では、機電系分野で活躍する若い世代を集めた座談会が行われ、私もメンバーの1人として参加しました。座談会メンバーは4人。

1人目:立崎さん
2人目:レゴロボットの制作で活躍しておられる愛工大名電の kccng さん
3人目:ロボカップジュニアで活躍しておられる岐阜高専のしろくま胡瓜さん
4人目:一般大学生の私、Nightingale(← どうして)

 私は(少なくともロボットの文脈では)一般人の域を超えませんし、周りが10代ばかりで世界レベルの活躍をしておられる中、私だけが20代で世界大会の経験もありません。そもそも今でこそ電気電子工学徒であるとはいえ、全国に行ったのは合唱と言語学だけで、完全に専門外です。じゃあなんで誘われた???

 実は、この講座を担当した実行委員の Sho くんが合唱部の後輩なのです。人脈って大事ですね。こんなわけで、本当に参加してしまって良いものか、こんなちっぽけな存在がサタプロで人前に立って良いものか、かなり悩みました。結局のところ、自分の欲望の方が勝ったわけですが。受講者のことを思う云々とか以前に、世界レベルで活躍する若手と話せる機会を逃すとかシンプルに嫌だった。

 とにもかくにも、ギャップイヤー中の社会人、高校生、高専生、大学生という各々の立場から、自分たちが何を感じ取りどんな行動を起こして何を目指しているのか、意欲ある若い世代には何が見えているのかということを受講者との対話の中で語る座談会になりました。

 特に印象深かったのは、4人全員が人との関わりの大切さに言及したことです。まずはコミュニティに入って仲間を得ること、そしてそのコミュニティの外とつながること。この2点が第一感として強調されたのは、コロナ禍で青春を過ごし社会的断絶を目の当たりにしてきた我々だからこそ出てきた結論ではないかと私は考えます。

感想

 講師の立崎乃衣さん、実行委員の Sho くん、座談会メンバーの kccng さん、しろくま胡瓜さん、昨日は本当にありがとうございました。この場をお借りして改めて感謝を伝えます。

 そして、受講者のみなさん。昨日は講座にお越しいただきありがとうございました。座談会は楽しんでいただけましたか? 周りの3人と違って私はかなり独特な喋り方をしてしまった自覚がありますが、少しでも面白いと思っていただけたなら良かったです。

 実は私個人はサタプロとほとんど関わりがなく、中3の学校行事で義務的に1度だけ参加した以外はサタプロと距離を置いていたのですが、まさか人生2度目のサタプロで話す側に回るとは微塵も思っていませんでした。全く知らない、完全なる一般大衆の前で話したのはいつぶりでしょうか。もしかしたら初めてだったかもしれません。あまり知らない大人の前で話したのは2022年10月の昭和地区地域父母懇が最後なので1年3ヶ月ぶりではないかと思います。

 今回のサタプロは、ここでしか出会えない方々に巡り会う貴重な機会であり、自分の価値観を言語化して見つめなおす稀有な体験でもありました。こうした価値ある時間を過ごせたことに感謝するとともに、その後ろにある全ての関係者の協力に敬意を表します。昨日は本当にありがとうございました。またどこかでお会いできることを心待ちにしております。

 最後にもう一度、立崎さんの言葉を掲げます。

“好き” を見つけよう
“夢” を語ろう

(立崎 乃衣, 2024) [1]

さいごに

 前回記事から既に1年3ヶ月が経ちました。更新できておらず本当に申し訳ない。自分の怠惰です。余裕を作り出す能力を私自身が獲得するまで、もう少しかかりそうです。でも、絶対にまた “好き” を見つけてここで “夢” を語りに来ます。しばらくの間、ご辛抱いただけると幸いです。

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参考文献

  1. 立崎 乃衣. (2024). 世界を変えるための仮設 ~新しいエンジニアの在り方を目指して~ [Google Slides].

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