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【読書レビュー②】「ずっとお城で暮らしてる」

こんばんは。PisMaです。

昨日から引き続き、「ずっとお城で暮らしてる」を読んでいます。

今回は第三章を読み進めました。
ブラックウッド家での日常が細かく綴られていて、個人的に好きな章でした。

メアリたちは、なんだか魔女のような生活をしているようです。

1セント銀貨やリボン。
青のおはじきや自分の乳歯。

メアリは庭におまじないのように宝物を埋め、強固な網のように張り巡らせ…自分や家族を守るようにしている。

川の底に青いおはじきを埋めて水を止めようとしたりする意味は分かりませんでしたが、そういうおまじないが向こうにはあるのでしょうか。

朝にフェンスのまわりをぐるっと回って、壊れているところがあったら工事をしたり。

火曜日と金曜日に街へ行き、木曜日には屋根裏部屋に行って家族の服を身につける。

死んだ家族の服を身につけ、喪に服すという意味なのでしょうか。どれくらい事件が起こってから時間が経っているのか分かりませんが、まだまだブラックウッド家の残された者たちは事件を忘れてはいないようです。

ある暖かな昼間、日向ぼっこをするブラックウッド姉妹と叔父のジュリアン。
ジュリアンは延々と語り始めます。

ジュリアンは、事件が起こったあの日の家族の動向を忘れまいと一挙一動をブラックウッド姉妹に言って聞かせるように話し続ける。
自身の弟の挙動や、妻が朝食べた内容。坊やが何をして遊んでいたかまで。全て。

その中で、ジュリアンはその日の昼に食べたレアビット(チーズトーストの一種)についても話します。

「レアビットに入れたほうが、ずっと良かっただろうな、コンスタンス。あのころその点が問題にならなかったのは奇妙なことだ。」

コンスタンスは親切に話を聞いていたものの、この話の後はすぐ日向ぼっこを切り上げることを提案します。
コンスタンスは、ジュリアンを庭から屋敷の中へ連れて行くのでした。

ジュリアンは自分が砒素を盛られた方が良かった、のような言い方をしており、「コンスタンスが毒を盛った」と信じて疑わないような発言をしていました。
しかし、ブラックウッド姉妹はこの叔父に対し異常なまでに親切にしているのです。

奇妙な感じがします。
この辺りの謎も別の章で明かされるのでしょうか。謎が深まるばかりです。

今日はこの辺りで。
明日も時間がありましたら読み進めます。

お相手は黄緑の魔女PisMaでした。
まわりの親しい人の優しさには、何か意図があるのでしょうか。

ご機嫌よう。

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