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「書かなければならない」という衝動について

書かなければならない。
書かなければならない。
とにかく何かを書かなければ…。

年明けから、またモーニングページを始めてみた。(「また」というのはこれまで何度か挑戦しては挫折する、三日坊主の積み重ねがまた始まったという意味である)

モーニングページとはジュリア・キャメロン著「ずっとやりたかったことを、やりなさい。」で提案されている創造性を活性化させるツールである。最近では様々なビジネス・自己啓発書・ブログなどで紹介されている。

やり方はシンプルで、ノート3ページに思いつくことを次々書いていく、というものである。
何も思いつかなければ「何も思いつかない」ということを書きなさい、とされている。

困ったことに、毎日何も思いつかない。
文字書きとして生きていきたいなという甘い願望を持ちつつ、何も思いつかないのである。大変困る。

しかもありがたいとことに義務感だけは強いのか「何か書かなきゃ…!」という気持ちだけは出てくる。
だからずっと「何か書かなきゃ、でも何を書けばいいんだ。書けない。書かなきゃ」と苦悩している。
ココだけ見ると早速いっぱしの作家気取りである(違う)。

最近焦っていることがほかにもある。

自称読書家、というか読書と映画鑑賞しか趣味がないのだが、これを趣味と言っていいのか問題だ。
「読書家」「映画好き」というほどテンポよく数をこなしてはいないし、分析できるわけでもなく、ただ一人で味わって、帰宅したパートナーに延々と語るのが好きなのである。
子どもが幼稚園であったことを親に話すようなイメージを持ってもらえると近いと思う。

だけどこれって「趣味」ってレベルなんだろうか。
「趣味」じゃないならなんなんだろう。
というか「趣味」が無くて大丈夫か?

さらにある。

「夢はあるか」問題だ。

Twitterを見ていると毎日の習慣で、
・7時間の睡眠
・読書
・30分の散歩
・朝の語学学習
などなどと羅列して、最後に「〇時間の夢への努力」とかおすすめされていたりする。
沢山いいねされていたりしてついつい見てしまう。

どうなんですか。
皆さんこんなに頑張ってるんですか。
私は正直しんどい…!!

てか仕事で成功することが会社員になってからの夢で、それで心と体壊して、これからの私に何が残るっていうんだろう。

確かに、こうやったらキラキラ人生になるぞ、っていうのは分かる。
わかるけど、しんどい。できない。ついていけない。

毎日書きたいけど書けないし、読むだけでも周りがキラキラしてしんどい。そんなことをぐずぐず言っているうちに今年も17日過ぎていきますね。

寒空の下、私のようにぐずぐず言っている人がほかにもいると願って、終わります。
明日も朝起きただけでえらい、と言いあいましょう笑

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