「受け入れる勇気」~ネガティブな人に送る捉え方~
どうも、ニグです。
よろしゅうお願いします。
人間の適応力って凄いということを再認識しまして。
辛いと思ってたノルマや勉強も、いつの間にかやらないと熟睡できないほど習慣化してしまっていることに驚いています。
「習慣化」についての本とかは結構ニーズがあると感じ始めました。
習慣化、効力は絶大です。
ということで、今回のテーマは「ネガティブ」です。
ネガティブ≠悪
突然ですが(量産ブログ風)。
あなたはネガティブですか?それともポジティブですか?
因みに私はネガティブです。かつて付き合っていた人に「君が僕と付き合うのはいけない、もっといい人がいる」と別れるくらいネガティブです。好きなはずなのに。
そんな自分を変えようと、ポジティブになるための本やメンタル本を読み漁る時期がありました。メンタルコントロール、瞑想、思考法、アスリート本...数え上げればきりがありません。
ざっと100-200冊ほど読んだのですが、あることに気づきました。
ネガティブがまるで全ての根源のように書かれていることです。
ネガティブだから仕事で失敗する。
ネガティブだから受験に失敗する。
ネガティブだからモテない。
その分、ポジティブがあまりにも美化され過ぎています。
ポジティブだから成功する。
ポジティブだから人間関係もうまくいく。
ポジティブだから人生が充実したものになる。
おかしくないですか?
本を売るために過剰な評価をしていたとしても、最近はネガティブが全ての悪の根源のような扱いをされすぎています。
ネガティブだから悪いのではない。
本当に大切なのは、そのネガティブをどう扱っていくかです。
ポジティブ一辺倒の人は自分と向き合うことを拒否している
この話の前に、まずはなぜこうもポジティブ関連の本が多く出版されているかを考えます。
答えは簡単です。
そうした方が楽だからです。
現代人は気軽に知識を知れるものを求めています。
先駆者が汗水流して得た経験を、数時間でエッセンスだけを知り、誇りたいのです。
「自分はこういうことを知っている」と。
だからこそ、ネガティブを悪、ポジティブを善とする対立の構造を作り上げ、読者に手にとってもらおうとしているのです。
また、多くの成功者はこれまでの体験を美化しようとします。世界五分前説のように、過去に経験したことを無意識に上書きして美化してしまい、「あの辛いときでもポジティブだったなぁ」と勝手に書き換えてしまいます。
私はこのことについては別に否定はしません。現代がそうなってしまった以上、そのような本で溢れてしまうのは仕方がないことです。
ですが、真の問題は、過程を無視した上で結果だけを鵜呑みにすることです。
言いかえると、結論だけを知った気になることです。
ポジティブの方法は千差万別です。必ず個人差が存在します。だからこそ、筆者がその結論に至るまでのプロセスを理解し、自分に落とし込まなければいけません。
結果だけを鵜呑みにすると、自分に合わない思考法が出来てしまいます。
自分に合うか合わないか向き合う時間を飛ばして、無理やり合わせようとしてしまいます。
だから、自分に合わずストレスを感じる。
だから、ポジティブについての本を読んでも変われない。
だから、様々なことに手をだし、最悪怪しい商法に騙されてしまう。
最後のは極論を書きましたが、自分と向き合って合うかどうかを確かめなければ真の効果は発揮されません。
自分の弱さ、自分がわかってこそのポジティブな思考です。
ポジティブになる以前に自分と向き合うことから逃げていてはいつまでたっても成長できません。
大切なのは「受け入れること」
先程、ネガティブは悪いことではないと書きましたが、その通りです。
ネガティブをどう扱うか、受け入れていくかが、ポジティブになることよりも大切です。
ネガティブな人が無理してポジティブになろうとしても背伸びをしてしまっているだけです。
まずは、自分はネガティブなんだと受け入れる。
そして、その自分を誇ることです。
自分はネガティブなんだ。ちゃんと受け止めてて偉いと。
これだけでも随分心が軽くなります。
自分と向き合うことは辛いです。悲しいです。
自分に足りない部分、憧れている人が持っていて自分にないことが悔しく感じられます。
ですが、それが大事なんです。
現代人はプライドが高いです。
自分が知らないことも、知っているように振る舞ってしまう。
プライドに塗り固められた自分は本当の自分ではありません。硬い殻を剥ぎ、小さい自分と向き合う。
その勇気こそが大事なのです。
自分はこれを「受け入れる勇気」と勝手に呼んでいるのですが、これはネガティブの人にとっては非常に大切です。
ネガティブを無理にポジティブに変えなくてもいい。
ただネガティブであると受け入れるだけでいい。
どうか、向き合うことから逃げずに、ゆっくりと本当の自分と対話していきましょう。
さいごに
ここまで読んでくださった方の中には薄々気づいている人もいると思いますが、タイトル然り、本文の内容然り、「幸せになる勇気」を参考にしています。
ネタバレを避けると、幸せになる勇気には「いま、ここでダンスを踊る」などの表現で結論付けていましたが、私はもうすこしメンタルの面でも同じようなことを言いたいと考えました。
どうか、どうか自分を受け入れて、認めて生きてみてください。
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