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創作

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#創作

星に歌う少女

星に歌う少女

かごめ かごめ

かごの なかの とりは

いつ いつ でやる

よあけの ばんに

つると かめが すべった

うしろの しょうめん だあれ

紅い簪を差した少女

蒼い簪を差した少女

草履と和服を着た小さな双子は

手を繋いで歌っていた

しかし

年月が過ぎるにつれ

互いに相容れない存在となった

黒い装束の巫女

白い装束の巫女

黒巫女は母の教えを受けていた

【民衆のために命を使え

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もう一人の自分

もう一人の自分

君の存在にどこか安心していた。

困った時には助けてくれて
悲しい時には励ましてくれた。

初めの君は素っ気なくて
怖かったりもしたけど…。

対話していくうちに、それは無くなった。

気が強い姉御のような
本当のきょうだいのような

そんな人だった。

ただ、ないものねだりだったと思う。
自分で自分を騙していたのかもしれない。

元を辿れば
こういう人がいたらいいなって
そう思い描いて
自分の中

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眠りに落ちる

眠りに落ちる

住宅街が静まった深夜
寝付けなかったから
いっそ起きている事にした。

外に出ると冷たい空気に包まれる。
自販機で温かいコーヒーを手に取って
公園のベンチで過ごした。

近くに道路の信号機が見える。
赤と青の光が時間をかけて
交互に切り替わっていた。

誰もいないのに
車も通っていないのに。

この孤独な感覚が、想像をかき立てた。

公園のベンチ、木々、あの信号機は
昔から行き交う人々の「声」を

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静寂な夜の雪

静寂な夜の雪

誰もいない夜の公園。
街灯が照らすベンチで僕は過ごしていた。

雪がしんしんと降り出した。

パーカーのフードを被ってやりすごす。
しんみりとなれる雪の静けさが好きだった。

5年前のある人の事を思い出した。
気付けば、いつもそばにいてくれた。

他愛もない事で笑い合って
一緒に綺麗な景色も見たりして。

ここもそうだった。
雪が降っていたあの日。

このベンチに座り
一つのマフラーを一緒に使って

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三毛猫の話

三毛猫の話

東京のとある商店街に
おばあちゃんと暮らす
一匹の三毛猫がいました。

名前は「ミケ」

ミケはおばあちゃんが大好きでした。
いつも喉を鳴らして
体を擦り寄せてました。

おばあちゃんは高齢で癌を患っていました。
しかし、ミケのことが心配で
入院はしませんでした。

月日が経ち
おばあちゃんは亡くなりました。

ミケはおばあちゃんが亡くなったことを
理解できていませんでした。

家の前で、おばあち

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