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王さまの本棚 66冊目
ジェーン・エイア
シャーロット・ブロンテ作/田部隆次訳/角川文庫
66、ジェーン・エイア
— 安野ニツカ (@nienoedda) August 10, 2020
大学の授業で単語単位まで分解して解釈をしたのが楽しくて、卒論でトールキンのファンタジー論を題材にやろうと思ったら、一年では終わらず(当たり前)、結局適当にそれっぽいことを書いて出すなどした。不完全燃焼な卒論だったなあ。
ジェーン・エイアは元祖ドラマって感じ。 pic.twitter.com/rSI7p2uAx2
あなたはブロンテ三姉妹の名前と年齢順、言えますか。
わたしは言えません。(上記のように英文学科卒)
でもあの授業は本当におもしろかった。
単語の一つ一つに着目して、ここで同義語ではなくこの単語そのものを選択した理由には、作者の意図はもちろんのこと、作中の方言や時代的な言い回しも関係しており、それがこの長編物語の無数ともいえる単語の分だけあるのだから、知識があって好きな人にとっては天国にも等しいわけで。
わたしにその知識やなんやがないのが口惜しい次第です。
うわあ、今これを書くために少し読み返してみたら、うわあなつかしい!なつかしい!って小さな叫びをあげてしまいました。うおーーー(※淑女)
そうか、そういうはなしだったな!全然覚えてなかった!
まあドラマティックというイメージは記憶と合致していたのでよしです。
ドラマティックといえばもう、べたべたにべたにべたなまでにドラマティック。わくわくしながらページを繰る手が止まらなかったなあ。もちろんこの、邦訳版ね。
一般的にはジェーン・エアというのかな、別にそこに思い入れはないので、どちらでも……という気持ち。
よく言われるのが、『○○(本名)って興味のあることとないことへの態度の差がすごくわかりやすいよね。』多分今までの人生で3回、全然別で、それぞれ関係のない人たちに言われた。(おもしろかったので覚えている)
いえ、ボロミアの最新の訳での読み方がボロミルであるということを知って、おおおおう……メインキャラクター……!となったものですから。エイアとエアなんて些細な違いですよ些細な※全然些細ではない、主人公の苗字です。
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