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386人の従業員に自宅の防災グッズについて聞いてみたら、マネしたくなるようなアイディアが!

こんにちは。西川コミュニケーションズ(NICO)SDGs広報チーム“つつつ”のクノコです。

さて、9/1は防災の日。
メディアなどで防災関連のニュースを見て防災意識が高まる時期ですね。

みなさんはご自宅の防災グッズをどうしてますか??
以前、つつつのメンバーで防災グッズの話題になった時、
「うちはこのグッズを入れてるよ!」「入れてる袋にこだわってる」など
次々と家庭によっての工夫が!

つつつのメンバーだけでも色々なこだわりがあったので、
「これはNICOの従業員に聞いてみたらもっと試してみたくなるようなアイディアがあるかも!」と、従業員(Web環境でアンケート可能な386人)に自宅の防災グッズについてアンケートを実施してみました。

防災グッズをどうやって、どんなものを揃えている?という質問に対する回答も含め、期待よりも多くの防災グッズのアイディア、ご自宅の防災グッズの写真が寄せられました!

その他、数年前にNICOの各従業員に配布している防災グッズが今どうなっているのか調べてみたので、ぜひ最後までご覧ください。



NICOの従業員に聞いた!自宅の防災グッズってどうしてる?

NICO従業員に自宅の防災グッズに関して

  • どれだけの人が準備しているの?

  • 置き場所は?

  • どんなものを備蓄しているの?

  • 防災グッズに関するアイディアは?

といったアンケートに答えてもらいました。

まずは、どれだけの従業員が自宅に防災グッズを準備しているかというと・・・

 ※2023年8月NICO従業員対象にアンケート(無回答含まず)

防災グッズ・避難グッズを準備していると答えた方は64.9%
半数以上の方が準備されているよう。

防災グッズとしてではないけれど、キャンプ道具を揃えているのでコンロや
寝袋など災害時に役立つものはあるといった意見も。


防災グッズの置き場所問題!みんなはどこに置いてる?

いざ!という時のためにベストな場所に置きたい、とは思うけど防災グッズを収納するとそれなりのスペースが必要になり、置き場所は本当に悩みどころ。

どこに防災グッズを置いている人が多いかというと・・・

クローゼットや押入れが1位の54.2%!
玄関は41.7%!
と半数の方がこのどちらかに置いている結果に。

寝室や車の中が12.5%、リビングが10.4%と続き、屋外の物置や納戸などの場所は少数派でした。

従業員のみなさんに撮影してきていただいた自宅の防災グッズの写真

実は玄関とクローゼット等の2箇所以上に置いている方も多く、持ち出しやすい玄関と、長期分の備蓄グッズが収納できる場所で分けて置いているとの意見が。

一般的にも
●玄関:火事など災害が起こった時にすぐ持ち出せるコンパクトな1次避難用の非常袋
●クローゼットや押入れ:災害発生後に安全を確認してから自宅に戻り、体育館などで過ごすための長期避難できる2次避難用の非常グッズ

と、2種類に分けて用意して置くのがよいようです。

とある従業員の方の分け方。大人2人分の量を備蓄。
玄関と納戸で分けて保管し、保存水は別で1箱備蓄しているそう。


どんな防災グッズを準備している?

「まずは水!水は何にでも使えるから!」

といった意見があるほど1位は水の87.5%。続いて非常食の64.6%。この結果を見るとまずは生きるための「食」は外せない!と思っている方が多いよう。

国によると水は最低3日分(1人1日3Lが目安)、大規模災害時には1週間分の備蓄が望ましいとされています。4人家族の場合3L×7日×4人=84L! 2Lのペットボトルなら42本・・!!すごい数です。

東日本大震災では257万戸が断水。1週間で約57%、約6か月半で復旧完了。

参考サイト:水道の停止に備える(yahoo!天気・災害)

3位はライト・ろうそく、4位は色々なものが入った防災グッズセットに。

防災グッズセットもたくさん入ったものから、お手頃な最低限のグッズが入ったものがあるので防災グッズセットに非常食・充電器など足して準備している人がほとんど。
「売っている防災グッズセットがあれば安心。」ではなく、中身を確認して必要なものがあれば足すことが大切なのがわかります。

5位からは簡易トイレや充電器、防寒用品、トイレットペーパーと続きますが意外にも多かったのが現金の20.8%
1週間程度の生活費を千円札と100円、500円の小銭で用意しておくといいそう。

しっかりとしたリュックに保管してある方、iPhoneの充電器とイヤホンを準備されている方も。

グラフに記載しなかった以外では、
・水のいらないシャンプー
・医薬品
・ペット用の防災用品
・ビニール袋
・通帳や印鑑
などなど、他にも色々なものを備蓄するという回答がありました。

左:水のいらないシャンプー  右:ペットの防災用品


オススメの防災グッズって?

3つ目の質問で常備しているグッズの中で、オススメや自分のこだわりのグッズについても教えていただきました!

【非常食ならコレ!】
・水があれば食べられる、尾西食品のアルファ米ごはんシリーズ

期限が切れるタイミングで食べていますが、普通の食事にも匹敵するくらいおいしいです。

※従業員の方の意見以下同


【海に近い場所に住んでいるから常備】

・ライフジャケット

車内に放置しておくと暑さで膨張してしまうこともあるので注意が必要です。


【キャンプギアは防災グッズにも】

・CB(カセットボンベ)缶やオイルで使用できるキャンプ道具

インスタント食品・水も多く備蓄しているそう

電気、ガスが止まっても炊事と照明確保ができるようにいつでも取り出せる場所にまとめて置いています


【災害時の栄養補給に】

・ビタミンサプリ

災害時は食事の内容が偏りビタミン不足に陥りがちだと聞いたので。


【万が一のために】

・緊急連絡先を書いた紙

自分の情報(名前、生年月日、血液型等)も書くことで、 万が一自分の身に危険があった時に救助してくださる方の役に立つかな?と思いました。


【災害時だって楽しく過ごしたい】

・オセロとトランプ

避難中とはいえ、何かしら娯楽が欲しくなるかと。。


夏の避難生活に便利なグッズとは?

8月にアンケートを実施したこともあり、暑さ対策について知りたい!という意見もいくつか寄せられたので、【夏の避難生活に便利なもの】の意見もまとめました。

【手軽なミネラル補給に!】
・塩

調理の他、塩分補給やミネラル確保などに。塩飴でも。


【暑さ対策に】

・水に濡らすと冷たくなるタオル

繰り返し使えるし、収納場所も取らないので。使い捨ての冷感タオルでも。

・帽子

屋外で作業する可能性もあるので準備


なるほど!な防災グッズのアイディア!

たくさんの防災グッズについてのアイディアやオススメ情報も従業員のみなさんから教えていただきました!

まずは水・非常食と並んで必要だと言われている簡易トイレについて。

クノコもこの記事を作成するにあたって防災グッズの見直しをしよう!と
防災グッズを出してみたら、、、

もう我が子はおむつを卒業しているのに大量の紙おむつが!!

捨てようと思っていましたが、子どもが成長して使わなくなった紙おむつを、簡易トイレに代用できるとの意見が!

こちらは警視庁の警視庁警備部災害対策課Twitterアカウント(今はXですね)で検証もされています。

検証ではLサイズのオムツとビニール袋を用意して、水を入れて試したところ1L入れても全く漏れていません!
使わなくなった紙おむつが余っているご家庭では、非常用として捨てずに備蓄しておいてもいいかも。

こちらのアカウントは他にも災害時に役立つ豆知識が多いので為になりそうです。

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続いてはラップフィルムのアイディアを複数名からいただきました!

ラップフィルムは、汎用性が高く、1本あると便利。食器の内側に敷けば食器を洗わずに済むので節水になり、結束にも使える。その気になれば包帯の代わりにも。手で切れるし、留めるのに縛らなくても良いのが◎

他にもゴミを包んで臭い対策や、体に巻く防寒対策など、色々使えるので1本備蓄しておくといいかもしれません。

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次は多くの方から逆に教えて欲しい!寄せられていた「グッズの見直しタイミング」について。

調べてみると防災週間がある3月と9月の年2回のタイミングに、夏物、冬物の衣類、食料品などを入れ替えるのが推奨されています。

従業員の実践しているアイディアは、

・非常食を見直すタイミングは、年末大掃除!

部屋の掃除と一緒に防災グッズも大掃除(見直し)して新しい年を迎えると気持ちも良く安心もできる。


・薬や絆創膏などは新しいものを買うタイミングで防災グッズのものと交換する

もともと防災用としていたものは日常で使う。

できるだけ見直すタイミングを減らす意見としては、
・見直しを忘れるといけないので夏・冬両方とも衣類を入れておく。
水も長期保存のものを備蓄

など、皆さんそれぞれ違うアイディアが。

クノコはあえて賞味期限が1年ほどの非常食を入れることにして、最低でも年1回は見直すようにすることにしました。

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次はちょっと余談ですが、子どもの非常持ち出し袋について。

家族分の非常用持ち出し袋を用意するのが推奨されていますが、みなさんのお子さんは非常用持ち出し袋の中身を理解していますか?
万が一、親がいないタイミングで災害が起きてもおかしくないので非常用持ち出し袋についての説明を子どもにしようと思っていましたが、、、

中身について説明しても「これどう使うんだっけ?」と忘れるだろうし、「うちの子は忘れて手ぶらで逃げるな・・」とクノコは半ば諦めてました。

子どもの非常用持ち出し袋を用意している従業員に、子どもにどう伝えているか聞いたところ、
夏休みの自由研究で地震をテーマに非常用持ち出し袋について調べた」とのこと!お子さんと一緒に置き場所を相談したり、非常用持ち出し袋を準備し中身を撮影してまとめたそうです。

小学生の夏休みの宿題にSDGsについてまとめるものもあったので、これは一石二鳥でいいアイディアだと思います。

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アイディアとは違いますが、なんと!
発電自転車を所有している従業員の方が!

見た目は普通の自転車です

従業員の方のご家族が所有しているようで、発電するとなるとぺダルが重くて普段使いには向いていないかと思いきや、「乗り心地は快適です」とのこと。
「ノーパンクタイヤのため丈夫で維持費なしですが、震災時に疲労困憊の状況で自転車に乗って充電を蓄える体力があるか微妙だなと感じたのが個人的な感想です。」と教えていただきました!

普段使いもできることを考えると、普段の自転車を買う時の選択肢の1つになるかもしれませんね。


NICOで従業員のために配布された防災グッズの今は?

企業では、所在地の自治体によって防災用品を備蓄する努力義務が定められています。

NICOでは災害発生時の対策としてヘルメットと、上に記載した防災グッズが2017年に配布されました。毎年この防災グッズに不備がないか、定期点検の案内を全従業員に連絡しています。

最初は2017年に配布したので、元々入っていた水・非常食はもう期限が切れており、「新しいものは追加されないの?」と気になっている従業員もちらほら。

実は新しい非常食に関しては、期限管理のため従業員に配布するのではなく各拠点毎に会社で保管されているんです!

名古屋本社に備蓄されている非常食はこちら。

倉庫の中には非常食、隣の段ボールにはカイロが

倉庫にぎっしりと非常食が入っています。

箱の中身はというと・・・

お水6本とご飯が3種、お菓子類がたくさん。
これで1人分。

よくご飯のパッケージを見てみると、従業員のオススメでもあった
尾西食品のアルファ米ごはんシリーズ」が!
実は「尾西食品のごはんが美味しい!」とアンケートに書いていただいた方が、会社の非常食も美味しいものがいいとこちらのごはんを選んでくれたよう。

美味しい非常食というだけですごい安心感がありますね(笑)

名古屋本社に置いてある保存食は、NICOでは在宅勤務ができる方は週1〜4日在宅勤務をしているので、出社する人数として本社勤務の授業員の7〜8割の数を用意しているそう。

保存食の期限が近づいてきたら、こちらは捨てずにフードバンクに寄付する案も出ているそうで、SDGsの観点からしてもとても良いですね。


日本は災害大国。だからこそ備えを!

今回はNICOの従業員にたくさんの防災グッズに関する工夫を教えていただきました。

たくさんの為になる意見をいただいたので、クノコもマネをしてみようと
防災グッズの見直しをしました!

皆さんからオススメしていただいた紙おむつ、ラップ、尾西食品のおにぎり、水も衛生的で使いやすい500mlも用意しました!その他家族分の防災リュックも玄関に配置。

大地震や大型台風、ゲリラ豪雨といった災害に負けないためにも
しっかりとした防災グッズを準備しておき、家族全員の防災意識を高めておきたいですね。
               

 アンケートにご協力いただいたNICOの従業員の皆さん、たくさんのご意見、写真のご提供ありがとうございました!



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