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風通しの良い、真っ直ぐな人であるために。


はじめに。

トンボがスーッと飛ぶ様子をみて、段々と秋が始まろうとしているのを感じる。‥とはいえ、数日前が立秋だったと聞いても全くピンとこないくらい、日中は倒れそうなくらい蒸し暑かったのだけど。

そんな、日中の暑さがまだ残る部屋の中で、私はこのnoteを書いている。

9月に別府を去るので、「あと1ヶ月だ!お世話になった人たちに会いに行って、残りの大分ライフを、できる限り楽しむぞ〜!」と思っていた最中、コロナ濃厚接触者になってしまった。

2回のPCR検査の結果は陰性だったものの、2週間の隔離生活が始まった。新型コロナウイルスが私たちの耳に馴染んでから1年以上が経つのに、初めて自分の身近なものになった。しかし、思った以上に、私はその事実をすんなりと受け入れた状態で2週間の隔離生活が始まったのである。いつかは自分ごとになる日が来るだろうと、自分の中で覚悟していたのかもしれない。

そして本日、やっとこさ隔離生活2週間のうち、9日目になった。この1週間と少し、世の中から少し距離を置かれている気分ではありつつも、友人たちと日々テレビ電話をつなぎながら朝のラジオ体操をしたりオンライン人狼をしたり‥‥本当に救われている。ありがとう。

不謹慎であることを承知で書くのだが、私はこの2週間が、自分にとって必要だったのではないかと感じている。勿論、アルバイト先には出勤できずに迷惑をかけているし自分で受けている仕事もストップしてしまっているので、全てが「良かった」と言えるわけではない。しかし、気づけば日々ノンストップで動いていた私にとって、社会から少し距離を置いて、立ち止まる日々は、きっと必要だったのだ。


私は(単位を全て取ることが出来ていれば)9月で学生生活を終える。24歳、やっと大学生活に終止符を打つ。11月から社会人として働くのだ。周りに比べて遅いスタートな分、なんだか少し気構えていた。不安という気持ちは存在しなかったが、社会人になるということに、どこか気を張っていたのだ。


それと同時に、「あと1ヶ月の別府生活、思う存分満喫しよう」と思っていた私だったので、自分自身のことを考えることを後回しにしていた。


しかし、空白の2週間は唐突にやってきたのである。まるで「いま、あなたは自分のことを考えなさい」というように。感じるがまま、この1週間はとにかく本を読んだ、そして思考した。

私は、どんな社会人になるのだろう。
どんな形で、会社に、社会に貢献できるのだろう。


もちろん、働き始めてもいない私にまだ答えは出ていないし、きっと働き始めてからも、ずっと思考し続けるのだとおもう。しかし、いまのわたしが「これは大切にしたい」と思えるものがようやく言語化できてきたので、綴ろうとおもう。

前置きが長くなったので、さっそく本題。


誰かのありがとうのために働くこと


私は、お金のために働くのではなくて自分自身の幸せのために、そして誰かの「ありがとう」のために働きたいとおもう。友人から借りた「あたらしいお金の教科書」「持続可能な資本主義」を書いた新井和宏さんの言葉を借りるなら

「お金のために働く」から「自分を生きるために働く」


ことを大切にしていきたい。お金がモチベーションになる働き方ではなく、その向こうにある、誰かの「ありがとう」のために働きたい。就職活動をしていると、どうしても年収に目がいってしまう。企業を比べるものさしとして、年収に焦点を当てる人も多いだろう。

もちろん、生活をするためにはお金は必要だ。そこはキレイゴトを述べるつもりはない。でも‥‥、お金を目的に働くようになることだけは避けたい。これは、私自身の性格でもあるのだが、私はあまりお金に興味がない。ここでいうお金とは、「自分のために使うお金」を指す。私は、自分自身にお金を使うことが苦手だ。でも、誰かの喜ぶ顔を見るためにお金を使うことは好きだ。家族や友人にプレゼントをしたときや、自分が手にしたお金を地域に対して使うということは、私にとってこの上なく幸せなこと。だから、これから先も、私は誰かの幸せのために、「ありがとう」のために、お金を使いたい。それが、私にとっての幸せでもあるから。「私を生きる」ということにも繋がるから。

これは、仕事においても同じで、クライアントに対しても感謝の気持ちは常にもっていたいとおもう。「お金」という、目に見える形で報酬を得ることになっても、いつでもその向こうには「人」がいるということを意識していたい。


サステイナブルに働くこと


サステイナブルという言葉を私たちの日常で当たり前のように聞くようになってから、どのくらいが経つのだろうか。SDGsであったり、持続可能という言葉であったり‥‥私のまわりでも度々会話に出てくるようになったし、自分ごととして考える機会が増えたようにおもう。


サステイナブルに働くということは、私自身が無理なく働くということ。常に100%の力を出し切ろうとして疲弊してしまう‥ということがないように、自分の中でバランスを取りつつ、80%くらいの力でながく働けるようにしたい。


からっと、風通し良く生きること


嫌なこと、大変なこと、しんどいこと‥沢山ぶち当たるとおもうけれど、湿っぽく引きずるのではなくて、きちんと切り替えて過ごしていきたい。

風通しの良い人、というのは私の大好きな高山都さんの言葉の1つ。湿っぽい人より、カラッと気持ちの良い人のほうがいい。そのためには、自分の機嫌を自分でとることも大切。そのためには、自分の「好き」をわかっていたいと思う。1人の社会人としても女性としても、風通し良く生きていこう。


嘘をつかずに、まっすぐにいること


相手に対してはもちろん、自分自身に対しても嘘をつかずに正直にいることを心がけたい。自分の心が求めていることに嘘をついて、無理をするのではなくて、正直に嘘のない自分でいよう。そうすれば、カラッと風通し良く生きることにもつながるし、サステイナブルに働くことにも繋がるはず。そう信じて、自分にも他人にも嘘をつかない、真っ直ぐな人でいよう。そんな大人、社会人になりたい。


‥そんな、4つの私の「社会に出るうえで、大切にしたいこと」。きっと全てはつながっていて、それぞれを大切にしていたら私は日々気持ちよく暮らすことができるはず。

風通しの良い、真っ直ぐな人であるために。
私は、自分の人生を生きていこう。


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