変わらないものは、どっち？
あなたは音楽は聴きますか？
僕は移動中などで音楽をよく聴いてます。大音量で。
最近は昔のソウルを聴いたりしてますが、
中でもミニー・リパートンがかっこいいですね。うん、歌声がイカしてる。
ソウルもそうなんですが、ヒップホップやレゲエとか、
僕はメッセージ性が強いものを好んで聴く傾向にありまして。
何がグッとくる瞬間かっていうと、
「この曲の言ってることめっちゃ共感できるわ～うんうん」とか
「音楽大好きなんやろなこの人！きもちええわ～」とか
「なんかようわからんけどええかんじやわこの曲！」とか
曲中の節々にそれを感じるものが自分の好きな曲なんですね。
感情を突き動かされる感じ。
久しぶりに聴いた曲
昔、めちゃくちゃ好きで何回も何回も聴いてたなって曲、ありませんか？
その曲を久しぶりに聴くと、
「うわ～この曲懐かしいな～」ってなって、
当時の思い出とか気持ちとか感情とか情景が
ブワーーーって一気によみがえってくる、みたいなことってありますよね？
この間、シャッフル再生でその曲が流れてきて、
一人で当時に浸ってたんですね。
かなりメッセージ性のある曲だったんですが、
当時の僕はその曲の内容に対して
「うわ、めっちゃわかる。全部共感やわ。うん、もう最高！！」
って感じで聴いてました。
で、この間聴いたときに感じたのは
「今でもええ曲やけど、今はこの部分共感できひんかも」
って感じになって。
当時と現在の自分を比べて心境の変化を感じました。
モノは変わってないのに
でもこれって、世に出たのは10年前でも20年前でも、
その曲自体が何か変わったわけではないですよね？
「いや、きっと曲が変化したんや。曲が変わったに違いない！」
とは思いにくいですよね。
てことは
変わったとすれば、自分
ではないでしょうか。
いろんなものを見て聴いて感じて経験して、感性も変化していく。
変わらないもので、変化を感じる
前職が芸術関係に携わるものだったんですが、
面白いなと思った考え方があって。
「美術館にある作品はずっと変わらないままだから、
変化があるとすればお客さんのほうにある。
学生のとき、結婚して子どもと一緒に来たとき、
年を重ねて老後に来たとき。来るたびに自分の変化を感じながら、
自分を改めて考えることができる。」
芸術作品や音楽に限らず、
結構そういうことっていっぱいあると思うんですよ。
日常の景色とか香りとかもそう、
子どもの時「こんなん何がうまいねん」と思ってたお酒が
大人になると「よっしゃ帰ったら酒飲むぞー！」ってなってる、みたいな。
酒自体は変わってないのに。
そのもの自体は変わってないのに、
違うタイミングで触れたときに、違うことを感じる。
その時に、自分が変化したり成長したんやなってことを実感できる。
日常的に目にしている「変わらない」もの達は、
今の自分を知る鏡なのかもしれません。
「あいつは変わった」
ちょっと派生した話をすると、
よく聞く「お前は変わった」「あいつは変わった」
みたいな話も、
確かに変わったのかもしれない。てか変わっているはず。
でも、そう言った彼は何一つ変わってないんでしょうか？
多分、相手も自分も変わってて。
変わった先のその時に、お互いの現在地が以前より離れたところにあって。
昔はお互い日本にいたのに、
今自分はちょっと離れた韓国にいて、
相手ははるか遠く離れたガーナにいて、なんで？みたいな。
でもそれはずっと続いていく話で、
どこかのタイミングでまたお互い日本にいる事もあれば、
アメリカとカナダという近い場所にいるかもしれない。
例えになってますかね？笑
それ自体遠いから良いとか、近いから悪いもなくて、
お互い変わってる証拠で。
ただ、その変わるスピードには違いがあると思います。
1日24時間という中で、
あなたが寝ている間に誰かは勉強しているし、
誰かが休んでいるときにあなたは走っています。
これたまに「ほんまかいな」と不思議になるんですが、
自分も他人も全く同じ1日24時間という時間的ルールがあるみたいで。
「いや、僕時間めっちゃほしいんですよね」
って言っても、
「じゃああなたは1日40時間ね」
とはできなくて。
時間の使い方は人それぞれなので、
変わるスピードがあるのは当然だと思うんですよね。
ただ、自分が変わる（成長している）ということは、
周りの人も変わっている（成長している）ってことを覚えておきたいです。
そして、自分が変わった（成長した）ことに喜んで、
相手が変わった（成長した）ことも喜べる人でありたいです。
これまでの失敗からの学びで、かなり自戒を込めてますがｗ
変化していきましょう。
僕は今、トルクメニスタンぐらいかなあ。
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