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あんな気にもとめてなかった花が、今は気になって仕方ない

同棲を始めて10ヶ月弱、

結婚(入籍)をして3ヶ月。



一人暮らしを4年くらいしていた身としては、

家族と生活する事、

しかもほんの少し前まで他人だった人と
一緒に暮らすとさまざまな発見がある。

それは
お互いの家庭環境や生い立ちに寄るところが大きく、

洗濯機を回す時間帯とか、

野菜の皮の剥き方や切り方だったりとか、

お金を使う配分だったりとか、

生活の節々に、

「ああ、お互い違う環境で育ってきたんだな」

と実感することが多い。


それはとても面白いことで、

学生時代に諸外国を旅して

異文化交流をしてきた僕にとって、

新婚生活は毎日が異文化交流と言えるのかもしれない。

おかげで日々驚きと発見があり、
人生の充実度は確実に増している。


そんな毎日の中で、
結婚前と後で僕の中で大きく変わった感性がある。


「植物を愛でる」

ということだ。


一人暮らしの頃も畑は少しやって
野菜とか作ってはいたけれど、

「ああ、トマト愛おしい」とは
あんまり思ったりはしなかった。


でも、妻が部屋に
観葉植物やお花を飾っているのを見て、

毎日目にする部屋の中で、それらを目にして

「生命」を感じている自分がいる。


お花を蕾の時から飾り、

花が開いた事に気づいた時、

素直に「やったあ!花が咲いた」

と喜ぶと同時に、

「この子も生きているんだなあ」と

実感して、とても愛おしくてたまらない。

そしてそういった「生命」が空間にある事によって、

気分とかエネルギーとか
見えない世界の領域にはなるけれど、

たしかに無い時に比べて
気分が上がっている事がわかる。

何か、気分がどことなく良い。


一人暮らしの時に「花を飾る」と聞くと、

「世話が面倒」
「そのお金他に使える」

そんなくらいに思っていたはずなのに、


今は進んで

「今の時期はこんな色がいいかな」

とか思いながら、
買い物に行った時などに
花にも目を向ける自分がいる。

これは結婚してからの副産物で、

結婚していなかったら一生花に目を向けない人生だったかもしれない。

お花に意識を向けて生活することは、
日常の景色を豊かにする。

家の中はおろか、
庭、道、畑やあぜ、
土地が変われば植生も変わる。

日常僕たちの身の回りに、
どれだけ豊かな「生命」が広がっているか

と言う事を実感するのだ。



僕はきっとこれからも、
部屋にお花を飾っては愛でるだろうし、
そういう感性を持ち合わせた人でありたいと思っている。

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