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「自分らしく」生きること(#116)

おはようございます。
実家でも図書館へ行ったり、
本屋さんで気になる本を選んだり。
わたしの「学習欲」は満たされまくりでした。

今回また小説を読みましたので
紹介させてください。

バケモノの涙
/著歌川たいじ

この本との出会い

図書館でフェイスに並べられていた一冊でした。
8月に借りた本なので
おそらく「戦争」というキーワードで
図書館も並べていたんだと思います。

なぜかスッと引き寄せられて
この本を取りました。

そしてさらにゾクゾクっとした体験がありました。

わたしは本については
ブクログというSNSを利用させていただいているのですが
その本棚にこちらの本を登録したとき
少しだけ要約を読んで驚きました。

実はその日のタイミングで
友人に北九州の話を聞いていて
(北九州が出てきます)
北九州を訪れる計画を立てていました。

また今回のお話の肝である
「ポン菓子」について
本当に偶然職場のイベントで
実際にその機械を見て
その作り方を、その出来立てのうまさを
味わっていました。

この瞬間に
ああ、これは運命だと思いました!笑

内容

太平洋戦争末期の大阪。国民学校の教師となった橘トシ子は、栄養不足で命を落とす子どもたちを救いたいと必死に願う中、ポン菓子の存在を知る。使命感に燃えポン菓子製造機を作ろうと北九州に乗り込む19歳のトシ子。苦難を乗り越え奮闘する姿に迫る感動の物語。

Amazonより

感想

涙なしには読めませんでした。
実家にいるにも関わらず、
無心になって泣きながら読んでいて
家族はビックリしていました。

最後に主人公のトシ子は
「自分らしく」生きるとは何かということに気づきます。

それはいまのわたしにとって
寄り添ってくれるような言葉でした。

ヨガ哲学などを通して
「自分らしく」生きるや
「自分軸」で生きるということを
発信してきましたが
その「自分」ってなんなんだろうと
思うこともありました(すみません)。

子どもたちに対しても
「この子らしく生きてほしいな」と思う一方で、
子どもが気持ちを爆発させた時に
そんな「わがまま」言わないの!っと一喝してしてしまいます。

「その子らしい」と「わがまま」の区別がつかずに
怒ってしまうのです。

でも今回この本を読んで
完全にではありませんが
「その子らしさ」の答えが見えたような気がします。

○自分らしく生きてこそ、
誰かの心に何かを遺せる
○自分のことだけ考えていても
何が自分らしさなのかわからない

人はひとりでは生きていけません。
だからこそ
自分が誰かのためにできることで
この世界は成り立っている。
その自分ができることが
「自分らしさ」なんだと思います。

子どもたちは
「自分らしさ」を見つける途中です。
それは10歳で見つかるかも知れないし
20歳、30歳、40歳かも知れない。
でも母として、親として、
子どもたちにとって寄り添ってあげられる存在でいたい。

わがまま言いますよね、絶対。
こんな時に!というタイミングで
困らされますよね、絶対。

でもその時々で寄り添いながら
「お母さんは困っている」ことを伝えよう。

子どもたちだって学んでいるんです。
ひとりの人間として。

どういう時に「相手が困る」のか
きっと学習しています。

こっちだって人間です。
許せない時、イライラする時、困る時があります。
その時に感情的に怒るのではなくて
ちゃんと伝えよう。
そう思えました。

子どもたちのために「自分らしく」生きたトシ子の人生を
ぜひぜひ読んでみてください!

今日も素敵な一日を。
Natsumi

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