#014 ヨガ哲学についてvol.01
こんにちは。
ヨガ講師のNatsumiです。
今回からヨガ哲学について
ご紹介していきたいと思います。
ヨガをする上で大切になる「八支則」。
サンスクリット語で「アシュタンガ」と呼ばれ、
守るべき、行うべき8つの修行法を示したものです。
山や階段のように頂上へ向かう道のりや
大きな大木を太い根から育てていく過程などで例えられるように
最終目的地に到着するために
8つの段階を順番に実践していくことで
調和の取れた状態の自分で毎日を過ごすことができるようなるとしています。
まずは、
①ヤマについてご紹介していきます。
ヤマ(YAMA)とは
ヤマとは、「禁戒」とされています。
日常生活において
他人やものに対して慎むべき5つの心得です。
①アヒムサー Ahimsa
もとの語源は、苦痛を引き起こさないことです。
誰に対しても、怒りの感情を抱かないず
思いやりと敬意を持ちます。
また相手を大切にするということは
自分を大切にすことにもつながります。
②サティヤ Satya
ありのままの自分を認めて、受け入れて
自分らしく生きることができれば
嘘をつく必要はありません。
嘘をつかずに誠実でいるためには、
言動、言葉、思考を日頃から一致させることを心がけ、
自分に正直に生き、
心が穏やかな状態で過しましょう。
③アステーヤ Asteya
他人のものとは、
時間や権利、気持ちなども含まれます。
約束に遅れたり、
相手の話をさえぎって自分の話ばかりをしたり、
それらも相手のものを奪っているといえるかもしれません。
自分の持っているものに感謝して、
それに満足することができれば
誰かのものに魅力を感じたり
それを欲しいと思うことは無くなるはずです。
④ブラフマチャリア Brahmacharya
性欲や物欲、食欲などのあらゆる欲望と快楽に惑わされ、
エネルギーを消耗しないようにすることとされています。
生命エネルギーを
必要なことに使うことが大切です。
わたしたちは、
スマホを見ていて気がついたら、深夜だったり、
ダラダラとテレビを見ていたら、ご飯を食べることを忘れていたり。
ただ「なんとなく」自分の時間やエネルギーを使ってしまいがちです。
〇〇したいという目標や願望、目的のために
自分のエネルギーを使うことを意識してみましょう。
⑤アパリグラハ Aparigraha
必要以上にものを持たないことが大切です。
ものを持っていると
どこに片付けよう、
壊れたらどうしよう、
きれいな状態で維持しようなど、
それだけで意識やエネルギーが奪われていきます。
また、
過去の嫌な思い出や感情も同じです。
思い出しても解決することはできないのに
いやな感情だけが「いま、この瞬間」を支配してしいます。
ものごとに執着せずに
いま、この瞬間を生きていけることが理想です。
少し難しいかもしれませんが、
ヤマ(YAMA)を意識するだけでも
いまを変えていけると思います。
わたしもついつい、
こどものことを怒ってしまったり
イライラしてしまったりします。
寝る前にはそのことを反省して
自分はダメダメなお母さんだなっとか
自分を責めてしまうこともあります。
だからまずは、
「そんな風に考えている自分」に気づくことが
大切なのではないかなと思います。
みなさんも
ヨガの哲学を
ご自身の生活の中に
取り入れてみてはいかがでしょうか。
今日も最後までお付き合いいただき
ありがとうございました。
ヨガ講師 Natsum
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