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ありのままの現実を、美しく生きる

マインドフルネス×EQセミナーが開催されました。
第1回、熊野先生の講義レポートの前に触れなければいけないことがあります。

サンガ出版社長島影さんの存在

このイベントには「ありのままの現実を、美しく生きる」という副題がついており、とっても魅力的な企画をされたサンガ出版ですが、イベント直前に控えた7月21日に社長の島影透さんが、急逝されました。

島影さんご自身が非常に想いを込めて開催を待望されていた肝いり企画であり、社長ブログでも紹介されております。

登壇者と事務局のご担当者とやり取りをしている中、サンガの方より、第一報を聞いた時には、ありのままの現実を直視できなく、、ざわつきまくりでした。

私も3度ほど直接お目にかかる機会があり、一見、強面っぽいお顔と思いながら、とても穏やかで暖かみと包み込むような人柄で、島影さんの在り方が、今のマインドフルネス・ムーブメントに一翼を担われたのは間違えないありません。


ありのままの現実

昨日の熊野先生の講義を聴いて、あらためて勉強させていただきましたのが、「ありのままの現実」の捉え方です。

私自身も、マインドフルネスをお伝えするときには、

「マインドフルネスは、メタ認知のトレーニングになりますよ!」
「メタ認知とは、認知することを認知するということで、客観的、俯瞰的な視点をもって認知することですよ!」
「スノードームをシャカシャカふって、手にとっている視点ですよ!」

と言っておりますが、上から眺めている観察者としての自己がいる、残ってしまっている状態です。中央集権的な注意力のとらえ方かもしれません。

一方、観察者としての自己もいない、自律分散的な注意力もありますよ、それは、注意を無数に分割する状態ということです。

注意散漫ではなく、、無分別の観察、距離ゼロの俯瞰という表現にもなりますが、五感や身体感覚もふくめて、全方向に注意が向いているというのが、あるがままの知覚といい、これが「ありのままの現実」なのでしょう。


真善美

「ありのままの現実」という言葉から、たどり着いたのは、真善美という言葉です。 辞書的な意味合いは、

認識上の真と、倫理上の善と、審美上の美。人間の理想としての普遍妥当な価値をいう。

ですが、審美上の美の意味合いも調べると、

自然や美術などのもつ本当の美しさを的確に見極めること

とあります。

そうか、そういうことですか。

自然や美術に限らず、ありのままの現実、生きとし生けるものは、すべて美しい。私も美しい、あなたも美しい、ウィズコロナ社会も美しい。

そういうことですよね。この気づきに至ったのは、島影さんのおかげです。

               ***

あらためて、島影さんはじめサンガ出版、ファンの方々の想いを乗せて、実現したマインドフルネス×EQセミナーは、まさに「ありのままの現実を、美しく生きる」というメッセージに他なりません。

第1回目の熊野先生、第2回目(8/9夜)の荻野淳也さんに続き、第3回(8/29夜)、第4回目(9/5夜)は、「ありのままの現実を、美しく生きる」の意図をもって、美しくありたいと思います。合掌。



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