心理学の歴史

この記事はとある心理学のテキストを筆者なりにまとめたものです。解釈にガバがあるかもしれませんがご容赦ください。
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今回は心理学の歴史について学習したところ、非常に興味深く感じたため、それをシェアすべくみなさんに紹介していきます。

まず、"心理学"とは、ということをスライドを用いて説明します。

プシケーもロゴスもギリシャ語で、それを足し合わせてできたものが心理学(psychology)であります。

簡単なまとめではありますが、心理学という言葉がどうできたかがわかったかと思います。

さて、ここから本題である心理学の歴史についてです。

"心理学"というにはまだ体系的にまとめられていないものの、"心理観"は原始の頃には存在していました。

古代では、実体的な心としての霊魂を認めていたり、アミニズム(精霊信仰)といったものが特徴的でした。

アミニズムの例として、トーテムポールが挙げられます。トーテムポールはインディアンの多くが家の周辺に立ててきた柱状の木造彫刻で、家族の出自、家系に関わる紋章や、「所有する」伝説、物語の登場者など文化的伝承に基づいて彫刻されています。その伝承が一種の宗教的なものつまりは信仰であると考えられ、アミニズムの一例に挙げられています。

トーテムポールのイメージ画像

そのあと、古代ギリシャにてアリストテレスが心とは体を持っていない粘土のような素材と考え、これに一定の形を与え、子としての統一体を作り上げていくといったことを唱えます。

中世に入ると、暗黒時代を象徴する神秘的主義や宗教的信仰の影響を受けて、心に対する考え方も迷信や魔術的な思考が支配的となります。
心の病にかかった人々は狂人として超自然的な力や悪魔と関連づけられ、恐ろしく呪わしいものとして扱われました。精神的原因が考えられていなかった時代のため、現代では考えられないような処置を施された人も少なくないようです。

ルネッサンス期を越え、近世に入ると、科学は合理的に物事を考えるようになり、直接経験できないものを排除し、自分が直接感じることのできる内面的経験を重視しようとする考え方が中心となっていきます。
認識論経験論が生まれ、心理観はより合理的なものへと発展を遂げていきます。

19世紀に入ると科学が飛躍的に発展し、心理学と結びついて独立した体系を持つようになります。
その結果として、精神物理学や実験心理学、行動主義や新行動主義、ゲシュタルト心理学や精神分析学といった様々な学派が生まれることとなりました。

現代では、主義や学派と呼ばれるものが、客観性・科学性を第1とする行動の科学として統合され、なくなってきています。それは、心理学の研究領域が多岐に渡って細分化・専門化し、ひとつの主義や学派としてくくれなくなっていることの現れでもあります。
それにともなって心理学という学問の輪郭が不明確になり、どこまでが心理学研究なのかという線引きが次第に難しくなってきています。

以上が心理学の歴史になります。
各時代ごとの概要をかいつまんで紹介したため、少し言葉足らずなところがあるかもしれません。

より詳しく知りたい!という方にはこちら↓のテキストなどを参考にしていただけたらと思います。

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