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見落としている小さな幸せ

当たり前なんてないんだね

グリーフケアに行って感じたこと。当たり前なんてないっていうこと。いつも当たり前のように側にいる存在が、そこにいなくなるのって、自分が想像しているより遥かに静かで寂しい世界なんだろうなあ。みんな、「心にポカーンと穴が空いた感じ」と言うけれども、本当にその通りなんだと思う。想像しただけでも、時間が止まったような感覚になる。それが長年連れ添ったパートナーであれば、より一層感じるものなのかなあ。
今日は故人の生前の話をしたり、故人の趣味の話をしたり、最近のご家族様の様子を聞いたり。愛が溢れる温かい家族だなと思った。口数は少ないけど、深い愛でお互いを想いあっていて、病気の不安や苦しいことは半分こ。素敵なご夫婦。訪問看護が入ることで、負担が減っていたと言ってもらえて、少しでも力になれていたことがとても嬉しかった。安楽な最期を迎えるお手伝いはもちろんだけど、不安や辛い思いを一緒に持つことも、とても重要だと思っているし、日々の看護で心がけていること。悔いのない最期、悔いのない介護、みんながありのまま自分らしく生き抜くために、引き続き自分ができることを、精一杯考えていこうって改めて思った。
普通に過ごしていると、当たり前になっていることがたくさんあるけど、その当たり前も命があってこそなんだよね。目が覚めるのも、お腹が空くのも、人と話して笑顔になるのも、怒ったり悲しくなったりするのも。

そこにある幸せ

訪問をしていると小さな幸せがたくさん見つかるんです。とても小さなことかもしれないけど、その幸せに気づくこと自体が幸せなんですよね。上でも書いた通り、生きているからこそ幸せって感じるもの。だから、生きていること自体がまず幸せなんだなって。大袈裟かもしれないけど、数秒後に生きている保証なんて誰もないから、1日1日を後悔なく自分らしく生きていたいんです。小さな幸せをたくさん見つけて、笑顔で自分らしく過ごしたい。そして、できることは後回しにせず、やりたいことはどんどんチャレンジしている自分でいたいな。

眠くなっちゃった〜。これからも時間を大切に過ごしていこ〜!


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