初おデートその2
改めてデートを
なか1日おいて、もう一度会う約束をしていた私と、とらんくん。
前日に、「少し早めに着くように行くね!」とメッセージをくれた。
お仕事のために切り上げる時間を早めるのかな?と思ったけど、尋ねたら、そうではないという事で。一緒に居られる時間が、少し長くなるんだ。嬉しい。
とある歌をその夜、何度もくり返し聴いた。(伏線をはる)よく眠れなかった。今夜は、喜びで。
ピクニックのつもりが
雨が苦手なとらんくん、頑張って会いに来てくれてるし、くもりで済めばテイクアウトとか、何ならコンビニのものでもいいから、ひらけた比較的安心できるところ、公園なんかでおしゃべりしたりして過ごそうよ、と以前から話していた。
その為に、キャリーケースの中にレジャーシートと、虫除けスプレーを入れて来ていた私。
でも天気予報はコロコロ変わり、すごく祈ったけど、当日は残念ながら傘マークで確定みたい。どうしたものか。
ひらめいた!
あっ!そうか!部屋ピクニックでもいいじゃん!少し広めのお部屋だし、レジャーシートは新品だ!他の人と近寄る心配もないし、コンビニもスグそばだから、食べ物にも飲み物にも困らない。
とらんくんに部屋ピクニック、略して部屋ピク(略する必要性)を提案して、OKもらった事だし、グッジョブ私!るん!
名案、迷案へ?
麦茶が好きなとらんくんのために、夜明け前近くのコンビニへ行って、買い物カゴにアレコレ入れながら、はたと気付いた。
ん?ん???結果的に殿方をお招きするという事になる?
…イヤイヤイヤ、それは飛躍した空想だわ、にこ。だいいち、とらんくん私がお願いしてやっとハグしてくれたような奥ゆかしいジェントルマンだぞ。ないないない。
と、思いつつも、念のため、ほんとに念のため諸々の準備はしてみた。まさかねぇ。
そのまさか、、、ではない笑
当日はやっぱり雨だった。ロビーに着いたとらんくんを一階まで迎えに行って、部屋にお招きした。
レジャーシートはかわいいレモン柄。どや。おじゃまします、とやっぱりジェントルマンなとらんくんに明るく、「麦茶買っとうよ!あと、プリンもあるよ!」なんつって。プリンは私が食べたくて買ったんだけど。選べなかったから2つ。(自己都合)
一応多少のディスタンスでもって、ベッドに敷いたレジャーシートに座ったら、グジャグジャ!と、「ですよね」な音をたてた。
「これでピクニックできるねぇ!」と気持ち明るく言いながら、音楽を聴くか、テレビでも観るか相談しようとしたところ、とらんくんが予想だにしない行動に出た。
必殺ノーアナウンスひざ枕。
どっ、(?)心臓が口から出るかもしれないってこういう状況?
駅から歩く間にほんの少し汗をかいたとらんくんのあたたかいアタマが私のひざっていうか、太ももに。そもそもひざ枕って太もも枕じゃないのかよ、なんて考える余裕もない。
何か健全なような、でもこれは、これは、とらんくんの印象からはおよそ予想だにしないアクションーーーーー!
続き、気になります、か?
というか、続けさせてくださいすんません。
つづく。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?