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人生を変えるのは、人々の触れ合いや温かさ

『夏美のホタル』を読みました。

偶然が導く運命の糸
思いと優しさが交わる場所

館山の田舎、母子のよろず屋
「たけ屋」にて
時がゆっくり流れる

慎吾と夏美、ツーリングの途中
ふらりと訪れたその場所で

気さくな母子の温かさ
トイレを借りるだけのはずが

夏の間、離れに住み
写真を撮ることになった若者

落選続きのコンテスト
都会では見つけられなかった
シャッターチャンス

館山の自然と人々の温もり
心に響く瞬間が次々と訪れる

やす婆と恵三、老いた母子
過去の悲しい運命が明かされる

永遠の別れが訪れても
拒絶ではなく受け入れる心

「たけ屋」の母子がもたらす
優しさとささやかな転機

人生を変えるのは
大きなチャンスではなく
人々の触れ合いや温かさ

森沢明夫の筆が描く
館山の美しい風景と人々の物語

心に響く珠玉の一冊
大切なものを再認識させる

幾度どなく涙の溢れるシーンが
ありました。
歳のせいかなぁ・・・


夏美のホタル
森沢 明夫 (著)

瑞々しい筆致で描く、
人生のラブレター

写真家志望の大学生・慎吾。
卒業制作間近、
彼女と出かけた山里で、
古びたよろず屋を見付ける。
そこでひっそりと暮らす
母子に温かく迎え入れられ、
夏休みの間、
彼らと共に過ごすことに……。
心の故郷の物語。

夏美のホタル
森沢 明夫 (著)
Amazonより

「偶然」という「運命」に
導かれた人々の思いと優しさ、
そして年老いた母子が紡ぐ
珠玉の物語です。
森沢明夫の筆致は、
館山の美しい自然と、
そこに生きる人々の温かさを
鮮やかに描き出してます。

物語の舞台は、
館山の田舎で母子が
営むよろず屋「たけ屋」です。
時代とともに客足が減り、
今では一日に数人の客が
訪れる程度。しかし、
トイレを借りにふらりと
訪れた大学生の慎吾とその恋人
・夏美は、
母子の気さくな人柄と
温かさに触れ、夏の間だけ
「たけ屋」の離れに
住むことになります。
慎吾は大学で写真を学んでおり、
館山の自然と人々の生活を
題材にコンテストに出品する
写真を撮ることにしました。

慎吾はこれまで、
コンテストで落選続きでしたが、
館山の美しい自然と
人々の温かさに触れることで、
都会では巡り合えなかった
シャッターチャンスに恵まれます。
彼は次々と素晴らしい写真を撮り、
撮影を通じて自身の成長を感じます。

やがて、皆から「お地蔵さん」と
慕われる恵三とその母
・やす婆の過去が語られ、
悲しい運命が明らかになります。
この母子に訪れる永遠の
「別れ」は、
物語に深い感動をもたらします。
しかし、「たけ屋」の母子は、
拒絶するのではなく
受け入れることで、
人々の人生に「やさしさ」と
「ささやかな転機」を
もたらしてきました。

この物語は、
大袈裟なチャンスではなく、
人々の触れ合いや優しさが
人生を変えるのだ
ということを教えてくれます。

森沢明夫の
『夏美のホタル』は、
日常の中に潜む温かな瞬間を
大切にすることの素晴らしさ
を再確認させてくれる一冊です。

この本を読んで、館山の自然と
人々の温かさに心を
揺さぶられると同時に、
人生の大切なことを静かに
考えさせられました。
ぜひ、
この珠玉の物語を手に取って、
その感動を味わってみてください。


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