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固定席という概念

一般企業の相場は、固定席かフリーアドレスどちらなのだろうか。

ここ最近までフリーアドレスの環境に身を置いていたから、先日事務所に案内されて「今日からここにどうぞ」と言ってもらったときには、どこか不思議な感覚だった。

大量の資料で自分のテリトリーを埋め尽くしている人たちの中に用意された私の席だけまっさら。頑張って物は増やすまい、それがこの先どれくらい継続できるだろうか。

今回わたしが仲間入りしたチームはわずか総勢7名ほど。
決して広くない事務所に行けば、毎日手の届く範囲にみんないる。もちろん業務上の都合で、目の前にいながらもメールやチャットでやりとりすることもある。だけれども、誰かがブツブツ言ってると、「どうした?」とか「ちょっとあれさ」とすぐに会話が始まったり相談できる距離にいる。

フリーアドレスに居心地の良さを感じていたのは事実。景色の見える席を選んでみたり、充電が確実にできる席を選んでみたり、空いていれさえすれば自由自在だったから。
だからこそ、この改めて固定席という環境にしんどさを感じるのかもと懸念していた、、が、意外や意外案外いけるものだなと実感している。

ときにみんなで他愛もない話をしているかと思いきや、自分の仕事のキリがよければ「お疲れさまでした」と言って去っていく。フレックスは継続しているから、そのスタンスは前とあまり変わらない。

わたしは今、10月の2週目を終えようとしている。
そこそこに慣れ、のんびりと日々を生きている。

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