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バイト帰りの散文

多分去年のはやくここから逃げたいと思った日から辛いながらに進んできた今日まで。

今はとりあえず生きるための仕事として選んだ職に気分任せではあったものの、〝やるなら全力でやってみよう〟と思って自分なりに精一杯頑張った。

運良く職場先の人たちがすごくいい人たちばかりで、自分の仕事の頑張りもダメダメでショックを受けた日もあったものの、ほぼ上手い方向に進んでなんだか自分の頑張りが間違ってなかったことや、なんだか今の気持ちや今の感覚のままいけば、自分が好きな自分になれそうな気がしてる。

「どこで生きるか、そこで何をするか、だれと一緒に過ごすか」

月並みな言葉ではあるものの、全て自分で選ぶことができて、全ては自分の選択で未来は良くも悪くも転ぶのだと改めて実感する日々。

しんどい辛いここから逃げたいの気持ちで留まるとどんどん底無し沼に沈んでいってしまう気がして、ギリギリの力で這うように少しずつ「こっちなら多分、大丈夫」だと思いながら進んできた道が、ようやく今日ちゃんと前に進めていたのだと知らせてくれた気がしてる。

今、派遣というカタチでこのステキな職場で働いているのだけれど、多分今日が最後の出勤日。

そしてこれは今、その職場を退勤して最寄駅に帰るバスに乗って揺られながら、つらつらと頭に出てきた言葉を気の向くままに書いています、もしかすると変な日本語になっているかも知れないけれど、今の気持ちの熱量を記録していたいので、敢えてこのままで書いています。

今の自分は嬉しい気持ちなのに、なんか少し泣きそうなぐらい心がぐらぐらしてるような…。

多分、嬉し涙のようなものだけれど今は泣きたくないから、この嬉し涙はどこかに取っておきたいような、いや涙は流さなくてもいいような。

今回の仕事を通して短期間で場所あったものの、最近の自分は自分に期待することができないぐらいすごく暗い底に沈んでいて、そこでウロウロしている時に見つけた、綺麗な光る小石みたいなものを気分で拾って、その小石の光を信じて光が指(差)す方へ歩いてみたら、暗い穴から明るい場所にヒョコッと顔を出せたような感じ。

先のことはわからないから、顔を出しても、うっかり後ろに倒れてまた底に沈んでしまうかもしれないけれど、でも今の自分が明るい気持ちになって自分に期待して弱い自分も肯定できてることは絶対に無駄じゃないと思う。

ああ、今日みたいな自分がずっと続けばいいのにな。

もしかするとこちらが気づいていないだけで職場先の人が私が見抜けないレベルの気を遣っていたのかもしれないけれど、それでも与えられた気や優しさを受け取れるのはすごくありがたくて嬉しくて温かいこと。

この後は、職場先の人から教えてもらった美味しいカレー屋さんにカレーを食べに行って、帰りにおやつで鯛焼きを買って、ちょっと贅沢な日にしようかな。

今の生活は実家に居た頃よりも関わる人が目に見えて少ないのに、なんなら独りに近いし、言葉で表すと孤独が1番近い状態なのにでも、さみしい意味じゃない不思議な気持ち。

人の温かさについて考えたり、自由の意味を探れるのなら、ずっとじゃなければ孤独も悪くないのかもしれない。


そして今回もらった分の優しさや温かさを私もだれかに渡したい。


あっ、もう少しで駅に着くので今回はこの辺で。

それじゃ。

(写真は社員さんからいただいたアップルジュース、嬉しかった。)

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