よくわからん
教育実習の二週目が終わった。
先週は授業案を4つ作らなくてはいけなくて、それに加えて授業で使うプリントや教材研究がありとてつもなく忙しかった。
特に火曜から木曜が山場でへとへとになった。
火曜日の夜はあまりに仕事量が多くて心が折れてしまい、泣きながら寝た。
これじゃあ十分に教材研究もできないから先生に助けを求めたけれど、「普通の先生はこれくらいやってるから頑張ろう」と流されてしまった。
もうどうしようもなくなったのでとりあえず必死に授業案を作り、眠いけどやらなくちゃいけないから夜中までプリントを作った。
生徒は待っている。
彼らの一分一秒が彼らの成長になるように授業をしっかりやらなくちゃいけない。
ただ教科書に書いてあることを教えるだけなら私はいなくてもよい。
教科書に書いていないことを、さらに彼らの知識や力になるように私がサポートしていくことに意味があると思う。
そして生徒の能力や個性を受けとめて、彼らの「わかった!」が少しでも多くなるようにしたいと思う。
学校の先生と教育について話しているといろんな考えがあることに気が付く。最近は表現力・コミュニケーション力が求められる時代だから、それに沿って発表やペアワーク・グループワークをたくさん取り入れる先生がある。私の授業は講義型が基本だからそれは時代遅れだと言われる。
私の実習校は学力が低い生徒も多く、そんな中でも発表を苦手とする生徒もいる。基礎知識が少ないから授業中迷子になりがち、みたいな生徒がたくさんいる。
もし学校の授業が全部「発表やります!」「みんなの積極的な態度がほしいです!」みたいな内容になってしまったら、そういう生徒はどうすればよいのだろう。
積極的で明るくて、何事も一生懸命頑張る!そんな生徒が評価されて成功体験をどんどん得ていく世の中になんだが違和感を覚える。
教育って難しいし、いろんな生徒がいるし、先生もいろんな人がいて、そんな中でやっていくのって楽しくもあり、大変でもある。わからんな。
ちょろい女子大生の川添理来です。