見出し画像

キャリアビジョン ショートカットについて

皆さんはキャリアについてどう考えていますか?昇進して給与をあげる?転職する?もしくは起業したい、お金持ちになりたい、という相談もたくさん頂きます。皆さんにキャリアのショートカットについてお話したいと思います。

私がキャリアのショートカットと呼ぶのは、以下の3つのDon'tを説明しています。

キャリアの3つのDon't
・What you do (同じことをするな)
・what you can do (できることやるな)
・Don’t play safe (安全な道を行くな)

私は37歳の時に外資系企業の代表取締役になり7年目を迎えます。「お若いですね!」と言われなくなりました。私の最初の仕事はLSIの設計のエンジニアでした。4年目を迎える頃、先輩から「エンジニアなら世界をめざせ」と言われ、私はどうしてもシリコンバレーに行って実力を試してみたくなりまし。それから毎日英語を勉強しTOEICで点を取って、社内を説得して駐在で初の渡米の後、アメリカの企業にインターンとして転職しました。

31歳で日本に戻った時にたくさんの選択肢がありました。LSIのエンジニアに戻る、ある日系の東証1部上場の企業からは海外事業企画のナンバー2として給与規程の枠外で取りたいと年収1000万円を超えるオファーを頂きました。その中で、最終的に私が選んだ職種は、一番給与が低く、経験もない営業でした。

スライド7

なぜこの選択をしたかと言えば、社長に必要な明確な経験から逆算をしたからです。

社長になるために必要な5条件
・営業経験 3年以上
・素養 柱となる自分の強み、深いもの
・マネジメント経験 3年以上 20人程度
・海外経験
・MBA

当時、私には素養としてエンジニア出身と海外経験はありましたが、営業経験、マネジメント経験、MBAがありませんでした。

営業としてに入社してから3年目でMBAを取り、アジア太平洋のマネジャーに昇進して約3年の経験を経て今の会社の代表となったのです。たまたまではなく逆算したものでした。

キャリアは希少価値です。そして、社長を探すのは難しいことではありません。私も20名のファイナリストでした。どんぐりの背比べから一歩秀でるために若いうちからキャリアを逆算して経験を積んでいくことをおすすめします。

スライド4

それでは、私は具体的にどのように考えていたかと言うと、キャリアの希少価値を作るTでした。それは、広く浅く+狭く深くです。このTが大きければ大きいほど、(横に広く、縦に長く)キャリアに希少価値が生まれます。ただ深いだけでも広いだけでもいけなくて、バランスが大事です。

スライド9

あるメーカーに努めている方が、45歳で社長になりたいと相談にこれらました。私のところにくる社長案件は45−55というレンジが多いと思いますので、これからまだまだ積むことができます。とはいえ早ければ早い方が良いので戦略的にキャリアを積むために若い時から経験を重視して自己投資しましょう。

まず一番大切なのは自分のなりたいキャリアからの逆算です。次にリスクを取って皆とは違うことをやることです。希少価値はその言葉の通り、平凡からは生まれません。そして、できることではなく、できないことに挑戦すること。私のキャリアは3年と6年で構成されていて、よく小学校(エンジニア6年)、中学校(アメリカ3年)、高校(営業3年)と例えますが、3年セットで次に何をやろうかということを考えて見ると良いと思います。最後にキャリアバランスのT、広く浅くが足りないのか、狭く深くが足りないのか自分のスキルを並べてみて考えてみましょう。

スライド10

いかがでしたか?キャリアに正解も不正解もありません。あなた自身が自分らしいキャリアを目指せるように、まずは本当になりたい自分の姿を明確に持ってください。

おわりに
我々は小さい頃にあまったお菓子をシェアしましょうと教えられました。でも経験や知識をシェアしましょうとは教わりませんでした。良いと思ったらぜひシェアしてください。きっとあなたのまわりの誰かの役に立つと思います。

ニックの29の質問では、みなさんからの質問を受け付けております。
不定期でライブ講義をやっていますので、ぜひインスタグラムフォローしてくださいね。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?