講義_学生_新人向け_

「リハビリ」を知らない方へ向けて

皆さん、こんにちは。元作業療法士のにっちょめと申します。

今回は簡単にですが「リハビリ」を知っていただくことが目的です。

初投稿である手前、拙い部分もあると思いますが、ご容赦をお願いします。



①まず「リハビリ」とは?

「リハビリテーション」の略称です(医療関係でなくとも、ほとんどの方がご存じかと思います)。

なら、具体的には?と聞かれると、「立ったり、歩いたりする練習のこと」「動かない部分を動けるようにしてもらうこと」というきつ~い訓練場面の内容が頭に浮かぶと思います。これは半分くらい正解です。これもドラマや映画での印象が強く残っているため、一般的には当然だと思います。

②「リハビリテーション」の定義

様々な定義がありますが…

リハビリテーション(英語:rehabilitation)」

身体的、精神的、社会的最も適した生活水準の達成を可能とすることによって、各人が自らの人生を変革していくことを目指し、且つ時間を限定した過程である。(国連、障害者に関する世界行動計画;1982より抜粋)

能力低下やその状態を改善し、障害者の社会的統合を達成するためのあらゆる手段を含んでいる。リハビリテーションは障害者が環境に適応するための訓練を行うばかりでなく、社会的統合を促す全体として環境や社会に手を加えることも目的とする。そして、障害者自身・家族・そして彼らの住んでいる地域社会が、リハビリテーションに関するサービスの計画と実行に関わり合わなければならない(WHO世界保健機関;1981より抜粋)

…知らない方でもなんとなくわかりそうな用語も多いですが、解釈が難しいですよね。

③例を用いて説明すると…

身体的:腕や足を骨折した場合、骨折した部位やそこに近い関節が動かせないため、骨折部分の回復時期を見つつ動かせるようになるための運動などのサポートを行う。

精神的:何らかの心の病にかかった場合、普段の生活をするのが億劫になる、やりたくてもできない、やる気が出ない・でにくいなど、各疾患の症状や時期に応じてサポートを行う。

社会的:身体的・精神的な部分が回復(もしくは途上)した場合、元々いた職場への復帰、以前に取り組んでいた趣味、地域のゴミ拾いなどの地域活動へ参加するためにサポートを行う。

すごくザックリかつ極端ですけどね。

「リハビリ」に関わったことのある方からは「いや、そうじゃないから!もっと深いから!!」と突っ込まれてもしょうがないと思います。全部説明してしまうと長文必至になってしまいますので、今回はこのくらいで。

次回は「そもそも作業療法士って何?」「どんな職種があるの?」といった部分に焦点を当ててお伝えしようと思います。

ご視聴頂き、ありがとうございました。






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