見出し画像

0)ヨーロッパ人はなぜ、嫌われるのか?

こんにちは。

日本人がヨーロッパと聞くと、昔の映画やドラマのイメージで捉えがちですが、実際は政治的にも経済的にも宗教的にも分断されていて、現在はEU(欧州連合/European Union)というヨーロッパ版アメリカ合衆国みたいなのが、そういった欧州国家を吸収していってる段階です。

加盟国の国民はEU内で自由に移動が可能(ほとんど国境がない状態)。その滞在先で定住・就職が可能なので、かつての反・西側諸国もEUに加入、あるいはそれを望んでいる状態です。

さらに、EU自身も世界中の国々にビザ免除のプログラムを提供してるので、それに追従するように非EUのヨーロッパ諸国もビザ免除を始め、現在、ヨーロッパは多民族の坩堝です。

コロナ渦で今は制限がなされてますが、それ以前は非EU国民でも、一度、シェンゲン・ゾーンに入国を果たすと、後は自由に国境無し状態で、違う国へと移動が可能になるので、ヨーロッパにはいろんなタイプの人種が行き来する、グローバリズム社会と化していました。

このシステムのせいで、犯罪者予備軍やギャング・マフィア、政治的工作員・スパイが簡単に入り込めるようになり、近年は観光地を荒らすようになったので、いわゆる普通の旅行者が減っていき、悪貨が良貨を駆逐する有様で、現地のヨーロッパ人も外国人嫌いが年々、育っており、ファシズムの台頭の原因の一つになってきました。

僕は合計で10年、このEU圏と旧共産圏に住んでいましたが、ヨーロッパ人が主張したがる自己正当化の被害者ストーリーとは裏腹に、EUを訪れる多くの非ヨーロッパ圏の人達からは全く違う話を聞く事になりました。

結論から言いますと、僕も含めて、世界中の多くの人達は、ヨーロッパ人を嫌ってるのです。

実際、EU圏内で出会った外国人(白人も含めて)で、ヨーロッパ人が好きだなんて言う人はほとんどいませんでした。

では、何故そんなに嫌われてるのか?

いわゆる欧米崇拝の海外在住の出羽守に訊いても、当然、本当の事なんて言いません。が、その大好きな欧米に住んで幸せなはずなのに、わざわざ恨みつらみで逃げ出した日本のネットに愚痴りに来るという事は、ヨーロッパも決して天国ではないという表れ。

逆にヨーロッパの現地人に溶け込んで、付き合いを増やしたリア充の自分でも、ヨーロッパ人の無責任さに疑問を抱きます。

前置きはこんな感じですが、今から、いくつかのポイントを挙げながら、なぜヨーロッパ人が好かれてないのかを、できるだけ客観的に解説していきたいと思います。

(1に続く)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?