世界一周が教えてくれたこと


世界一周が終わって早くも半年が経ったこのタイミングで学んだことを書き留めていこうと思います。なぜこのタイミングなのかというと、旅が終わった直後はなんだか、虚無感や喪失感に襲われてこの旅を通して成長できたのか?という疑問を抱えながら生活していました。ただ今になって、出発前と後で変化があることに気付きました。この気付きを共有していきたいと思います。


その① 物事には必ず「終わり」が来ること

今取り組んでいる全ての物事にはいつか終わりが来る事です。こんな事、当たり前やん!俺も知ってたわ!って方たくさんいると思います。そんな方もちょっと聞いてください。旅をしていると大小問わず多くの「終わり」を体験してその度に一喜一憂している自分がいました。異国の地で知り合った友達と一緒に馬鹿騒ぎしながら観光する時間、1人で飛行機を夜中に待つ孤独な時間、詐欺被害にあって絶望する時間、これまで見た事ない素晴らしい景色に立ち会う事が出来ている時間など嬉しい瞬間、幸せな瞬間、苦しい時間全てには終わりがあるということを学びました。あぁ、この時間が永遠に続けばいいのに。って思いながら過ごしていても絶対に終わってしまうし、早くおわんないかなーって待ってる時間も終わりがきます。そして終わりはなんとも切なく、その時間はあっという間に通り過ぎていき、本当に貴重で大切なものであったということに気付きます。だから僕は、当たり前に生活している「今」「この時間」をいつ終わってしまってもいいように(全然良くないですが)一生懸命に楽しむことを決めました。それが旅が教えてくれた1つ目の大事なことです。だから皆さんも明日から友達と会うとき、ご飯を食べるとき、仕事をするとき、そして何よりも家族と過ごすときを大切にし楽しんで生活してみてください。これを意識してから毎日が楽しい。


その② 他者愛

旅をしている最中はこれを一番痛感しました。というか、この「他者愛」という言葉が適切がどうか分かりませんがどういう事が説明していきます。旅で会う異国の方々は僕が困っていると無償で、なんの見返りもなく助けてくれました。どこから来たのかもわからない、話が通じない変なやつをです。しかも全力で、見返りも求めず。家族、友達間ならば僕もしますが他人であればここまでしないだろなってことをしてくれました。例えば、トルクメニスタンという国で、1日ご飯が食べれずに死にそうな僕におばあちゃんが自分の手作りお弁当を分けてくれたり、エジプトで出会って10秒の僕を夜ご飯に連れて行ってくれ、シーシャバーのようなところに案内してもてなしてくれたり。このようにあげればキリがないのですが、たくさんの方が「愛」を僕に与えてくれました。本当にたくさんの方の「愛」に支えられて旅をする事が出来たと思っています。なので、これからはこの受けた「愛」を今度は与える側になっていろいろな事に取り組んでいきたいと思います。これが旅が僕に教えてくれた大切なこと2つ目です。


その③ 幸せのカタチは無限。

どういう事かというと幸せって一つに定義付けられたものではなく、そのひと一人一人の中にあればいいよってことです。これって言葉では理解が出来ますが生きていくと比べてしまう事、この人の方が自分より成功してるじゃんいいな、って思ってしまう事あると思うんですよね。僕も旅にいく前はそうでした。これから僕は世界一周の旅に出るんだから他の人よりも幸せだ!とか馬鹿げたことを思っていたりしました。いまでは猛反省してます。笑 

旅をしていく中で、生活レベルの圧倒的に低い人たちも今を「幸せ」だといい生活していたし、僕よりもずっといい家に住み、いい車に乗っている人と話していても「お前、最高の人生歩んでるな、羨ましい」と言われたりしました。確かに僕は大学にいかせてもらい、就職活動も無事に終了し会社が決まり、自分のやりたい事をやってきて、スーパー幸せな生活をさせてもらっているだけなのかもしれません。ある人が見たら僕の人生だって羨ましいって言ってくれる人だっているかもしれないし、いや俺の方が幸せだわ!って言われるかもしれない。

ただ1つだけ確かなことは「明日から生まれ変わって別の人の人生を代わりに歩むこともできるわけではない」ということ。だから僕は自分なりにこの人生を楽しむことが一番「幸せ」なんだなって思います。これからも自分がやりたいことをとことんやっていきます。

その④ なんでも興味を持つ精神

これが1番帰国してから周りのひとから言われますね。お前っていろんなことに興味持ってんな!って。旅を通して、知らないことを学び世界が超次元的に広がったので視野が広がったってのもあると思います。知見、広い視野の獲得よりも大きいのがなんでも挑戦、興味を持つ精神の獲得です。わかりやすく言えば、おもろいなこれって思ったことをとりあえずやってみて、おもろいか判断する。無知の知という言葉がありますが、これに近い状態とも言えると思います。旅を通して、これまで生きてきた23年間はあまりにも限定的で狭い世界しか見れていなかった自分が世間知らずだということに気付き、いろんなことを学ぼうとしている状態です。
この学びから就職活動ではほぼ全ての業界をみて向いてる業界、企業に出会いましたし、小学校の頃に大嫌いだった山登り、いつかやってみたかったキャンプなどいろんなことに挑戦してます。最近では美味しい料理の作り方も学んでますね。笑

以上が旅を通じて得た学びになります。これ以外にもすごい感情的になるようになった。(バイオレンスな意味ではなく、感動して泣いたりです)てのがあるかなと思います。
まだまだ気付かないだけで今後も出てくると思うのでその時は記事にします。

love&peace

ゆうき

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