炎症が落ち着いた後に行う運動器リハビリの考え方

さてさて、新年度も始まり、早くも1か月が過ぎようとしております。


新人の皆様、仕事には慣れたでしょうか?

担当させていただく患者様は増えましたか?


免許も届き、単位を取り、リハビリを行い始めた!
という方が多いのではないでしょうか。


そこで本日は、整形外科疾患のリハビリを行う上での考え方を簡単にお話ししようかと思います。



以前、初回の記事でも述べたように、整形外科疾患の治療において手術は切って離せない関係にあると思います。


手術や外傷を負ってすぐは炎症がかなり強いです。
 
 
 
炎症が出ている間のリハビリで何を行うかについては、私のNoteの初回記事を参照していただければと思います。

https://note.com/nichireha_juku/n/n06376b685431
 
 
今回は、その炎症が落ち着いてきて、本格的に機能訓練や動作練習を行うリハビリについて話していきたいと思います。
 


 
炎症が落ち着いた後、まず考えなければならないのは、
 
 
 

患部の機能改善



です。
 
 
 
骨折の術後の場合、元々の機能低下や廃用による重度な機能低下が無く、

患部の機能改善が十分行えれば、


徐々に動作レベルは上がっていきます。


 
 

TKAやTHAの場合、


膝や股関節が退行変性する要因を無くすように治療していかなければなりません


が、それにしても、まずは患部の機能改善が必要です。
 
 
患部の機能改善を行わないと、手術の炎症の影響なのか、元々ある機能低下なのか判別が出来ないからです。
 
 
 
先程から、機能低下、機能改善と言っていますが、

具体的に機能とはなんなのでしょう?


 
 
 
 
整形外科疾患の場合、多くは


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