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京の暮らしは「番」にあり。1/3

街中にはビルやホテルが立ち並び、
惜しまれつつも古い町屋が消えゆく昨今。
それでも路地をてくてく歩けば、ポツ、ポツと残る、古い京町家に出会うことができる京都市内。

大通りは多くの人でザワザワしているのに、京町家の前だけは「トン」とそこだけ時が止まったかのような、静かな、それでいて趣のある空気が流れています。

京都の人は「いけず」て、よう言われます。
絶えず戦を繰り広げてきた京の地では、容易に旗印をあげてしまうことが危険で、そのため白黒はっきりつけない物言いが長い歴史の中で根付いたのだとか。
でもまあ、他府県の人にはそんなの分かりっこないので敬遠されてしまうのも分かります。

とはいえ、中に入ってしまうと実は面倒見がよく人情厚いのが京都の人。
今回は、そんな京都の人情味溢れるお店さんからお届けしようと思います。

築100年の京町家でいただく京料理

中京区、亀甲屋町に店を構える「亀甲屋」さん。
マスターの生家を改築し、京料理を振る舞う和食屋さんとして営業してはります。

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マスターの生家である京町屋。築年数は100年を超えるそう。

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落ち着いた店内の様子。
先日31周年を迎えられました。おめでとうさんでございます!

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馴染みの芸舞妓さんの京丸団扇。お店を一層華やかに彩っています。
赤と白の対比がキリッと美しいですね。


お客さんを笑顔でお迎えするのは、京女のお手本と思われるような女将。

「おおきにありがとうさんでございます」
「いっといでやす」

女将の口からするすると出てくるほんまもんの京言葉は、やわらかく、しっとりと。まるで心地の良い音楽を聴いているかのようです。

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暖簾は柿渋の染め抜き。
「柿渋は防虫・消臭効果がありますさかい…」と女将。

京都の食文化を支える影の立役者

亀甲屋さんでは、昔ながらの京料理をいただくことができます。
この季節になるとメニューに

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「夏野菜の焼きびたし」
こんがり焼き目が食欲をそそります。

ちなみにこの日、開店前の時間帯にお邪魔したのですがお店中にお出汁の香りが広がっていて、とっても幸せでした。日本に生まれてよかった…!

さて、この焼きびたし。
ただの醤油を合わせたお出汁に浸けてるワケではないのです。
秘密はコチラ。

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そう、お茶!

実は「京番茶」を使ったお出汁なんです。
亀甲屋さんでは、この京番茶をとても大事にされていて、お茶として振る舞うだけでなく、メニューにもふんだんに取り入れておられます。


きょうばんちゃ?
なにそれ、普通の番茶とどう違うの?

そない思った方。是非この京番茶を味わっていただきたい。
独特な味わいに加えて、じつはとっても京都の市井の暮らしと密接な関係にあったそうな。
女将からお聴きした、京番茶と共にあった暮らし。
次回はそんなお話をお届けいたします。

取材協力:亀甲屋
http://web.kyoto-inet.or.jp/people/kikkoya/kikkoya/

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お中元・お歳暮などにぜひ!
<ちりめん山椒>
人間国宝 斎藤雲楽先生のデザインの絵付の清水焼《電子レンジ対応(ホンボニエール形)》入
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ちりめん1

ちりめん2

◆お取り寄せメニュー◆

ちりめん山椒30g2つ入り
器 :清水焼 大(12×10)
料金 : 4300円

国産牛肉山椒いっぱいしぐれ煮30g +ちりめん山椒30g
器 :清水焼 大(12×10)
料金 : 4500円

ちりめん山椒15g入り
器 :清水焼 小(8×7.5)
料金 : 3000円

ちりめん3

レンチンできる器も可愛い!
ぜひ贈答用にご注文ください。


梱包される箱の中には女将直筆のお礼の言葉が…!
真心こもった贈り物、ぜひこの夏ご利用ください。

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連絡先はこちら!

亀甲屋
〒604-8105 京都府京都市中京区亀甲屋町601
TEL : 075-221-1270

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これからも、ほっこりできるような日常をお届けしたいと思います。サポートいただいた費用は運営や強力いただいた飲食店さんに還元するために使わせていただきます(人´ω`*).☆.。.:*・° ご支援のほど、宜しくお願いいたします!