中学2年　入場行進

運動会の練習が体育館で行われた。
今日は入場行進の練習らしい。これが何気に一番大変なのである。
他の競技は喋りながら楽しく出来るのだがこれは真面目にやらないと永遠に更新され続けるのである。
しっかり足を上げて腕をしっかり振らないといけない。
自分は真面目だったのでしっかりやっていたのだが、思春期に入った学生なのでみんなしっかりピキピキするのがダサいや恥ずかしいみたいな感じでやらない人もいるのです。
なので全然行進の終了の合図が無くて永遠に体育館をグルグル回るのです。
しかも体育館の中はとにかく暑いのでだんだん汗もかいてきて頭がカッカ、カッカするのです。
何周か続いた時に先生が僕に「大丈夫か」と尋ねてきたので「大丈夫です」と言ったのですが、正直休みたかったのですが周りもやっているのでここで抜けるのはちょっとと見栄を貼ってしまいました。その何分か後にようやく終わり休憩になったのですが、友達が僕に「顔真っ赤かになってるよ」と言ったのです。
どうやらあの時先生は僕の真っ赤な顔と尋常ではない汗を見て止めようとしてくれたのです。
でも自分的には発汗が良いので汗は大丈夫でしたがまさか顔がゆでダコみたいになっているとは思わなかった中学2年の頃の話。