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小学3年 石蹴り

帰りに石を蹴りながら帰るのが自分たちの間で流行っていまして、途中までは普通に喋りながら帰るのですがある場所まで行ったら勝負が始まるのです。
そこらへんに落ちている丁度良い石を探して来て両方揃ったらスタート、とにかくひたすらある場所まで転がしていってその場所にある穴に先に入れたほうが勝ちというシンプルな物。石が途中で無くなったら失格です。
これが何故だか楽しくて毎日のように遊びながら帰っていました。
そんなある日いつも通り石を転がして帰って穴に入れて悔しいだのヤッタなど言っていたら人が出てきて「お前らか、石を入れているのは」と言われたのです。
その穴はどうやら水が流れる場所だったらしく全く知らずに入れていました。
その人が丁度友達のおじいちゃんでその子とも石蹴りをやっていたこともありとにかく謝り続けて許しを得ました。そして二度と石蹴りをすることは無くなった小学3年の頃の話。

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