整理収納アドバイザーを取得したきっかけは200軒のお宅訪問で立てた仮説
私は今から10年前の2011年に整理収納アドバイザー1級を取得しました。
整理収納アドバイザーの方の発信を見ていると「インテリアのお仕事している」や「元汚部屋出身」など色々な動機で整理収納アドバイザーを取得されているようです。
私は、前々職で携わった業務から
「スッキリした部屋だと思考もスッキリして、行動にも繋がっているのではないか」
という仮説を立てたところから整理収納に興味を持ち、学びたいという意欲が湧きました。
■整理収納に目覚めた前々職の話
新卒で働き始めたのは、環境教育を行う非営利組織で、私は一般家庭での省エネを促す実践型の事業を担当していました。
具体的には、
①まず、環境活動に興味のある地域団体(自治会やPTAなど)を募る
②参加者宅に省エネナビ(現在販売終了)を取り付け、1〜2週間参加者に省エネナビを気にせずに普段通りの生活を送ってもらう
③私たち非営利組織のメンバーが省エネの技を伝授
④次の1〜2週間、参加者は省エネナビを意識しながら伝授された省エネの技を日々の生活の中で実践
⑤省エネの技伝授前(②)と省エネ実施後(④)の暮らしとを比較して、参加者に省エネ効果を実感してもらう。(さらに今後の意欲を高めてもらう)
という流れのものでした。
上記②の省エネナビの取り付けを、いわゆる”街の電気屋さん”と共に行っていました。この業務を担当していた3年間で、お邪魔したお宅は…200軒近くに!
省エネナビを取り付けは、ブレーカーの場所に案内していただいたり、家族が見える場所にナビを設置するので、玄関だけでなく家の中まで案内していただいていました。
この時、もはやコンセントがどこにあるかもわからないくらい物が溢れているお家や、キッチンに何も物が見当たらないほど綺麗なお家など、本当にいろんなお家を巡りました。(10年経っても、美しかった家は思い出せます。)
決してデータとして何か明確の数値が現れたわけでも、相関関係を検証したわけでもないのですが、「(私の感覚で)片付いているお宅は活動意欲が高く、省エネ効果が高い」ことが見えてきたました。「空間スッキリ→思考スッキリ→行動しやすい?」と仮説を立てたことが整理収納に目覚めたきっかけです。
本業で整理収納アドバイザーの職に就いているわけではありませんが、家の中を片付ける時、職場の書類や情報を整理するとき、この時の経験が基になっているように思います。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?