頑張ろうって思えた
今年の9月から坂本ゼミのメンバーとして活動が始まりました。今学期坂本ゼミでは大きな活動が三つありました。その活動で今回感じたことをここに記したいと思います。
福島学習
まずは福島県での活動で、被災地を訪れ現地の人に当時どんなことが起きていたのかを聞いたり、福島県いわき市にある四倉小学校を訪れ小学生がインドネシアにあるアチェの小学生と交流するための動画制作サポートなどを行ないました。私が被災地を訪れたのは初めてでした。訪れる前までは何もかも震災前と同じぐらい復興しているだろうと思っていました。しかし、実際には放射性物質の影響でいまだに立ち入ることができず震災の被害を整備することができない街並みが続いていた。請戸小学校という津波の被害を受け、被害が当時のまま残されている震災遺構を訪れた際には、本当に驚きの連続でした。剥き出しになっている配線や剥がれ落ちている壁紙など当時の被害の深刻さが伝わってきました。
今年に入り奥能登地震もあったが風化させてはならないことだと改めて感じることができました。二日目は小学生との交流がありました。小学生からはとても刺激を受けることが多く、純粋無垢だからこそ何にも染まらず自分を出す姿がとても印象に残りました。最初は距離を感じたけれど、打ち解けていくと映像制作にも積極的になっていき、彼ららしい作品の手助けができました。
福島を振り返るといろんなこと学んだけれど、ゼミで初めての宿泊学習だったのでメンバーと打ち解けることができたのが一番良かったです。
ティーチイン
二つ目の活動は12月9日に開かれた「マスメディアの持つべき姿勢とは」~一億総メディアの時代に私たちはどうあるべきか~というテーマでのティーチインです。主な内容はゲスト講師の永井先生をお招きしNHKとジャニーズ事務所問題について講演していただきその後NHKとメディアの今を考える市民の会の皆さんと意見交換を行いました。私自身このティーチインが行われるまでは内容は全く知らなかったし知ろうと思ったこともありませんでした。しかし、今回の回で私は内容ももちろんだがそれ以上にもっと知らないものやわからないものを知ろうとしなければならないと感じました。たとえ興味を持ったとしても見て見ぬ振りではなく社会が無視できない「若者の声」を発していきたいと思いました。
自主夜間中学とは
三つ目の活動は自主夜間中学校「えんぴつの会」を訪れドキュメンタリー制作を行いました。目的としてはドキュメンタリーを通じて多くの学生に夜間中学について知ってもらうためです。私自身もこの活動をする前までは全く夜間中学について知りませんでした。初めていくときは少し緊張しましたがその心配は全く要らず、とても暖かく迎えてくれました。本当にさまざまな年代、国籍の人がいてインタビューを通じてその背景にも触れていきました。
メインとなるドキュメンタリー制作では様々な箇所で難しさを感じました。インタビューではどこまで聞いて良いのか、気分を害すことはないだろうかなどいろんなことを考えながら行いました。私たちが欲しい回答をどのようにすれば得ることができるのか、初めてのことだらけで混乱することもあったが先生や先輩になんとか助けられ無事に制作まで辿り着けてとても良かったです。制作を通して私は何歳になっても新たな挑戦をし続ける彼らの姿に私自身を見直すきっかけにもなりました。本当に有意義な時間を過ごすことができました。
来年楽しみ
以上が2023年度秋学期の活動内容でした。入っていきなりフィールドワークで戸惑うこともあったけれどなんとか身になる物になって良かったです。もっともっといろんなところに行っていろんなことをしたいと思えました。来季は海外活動もあるのでとても楽しみにしています。
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