「小さな成功体験」が生み出す「大きな成功」とは⁉
過去に、「小さな成功体験を積み重ねるのは良いことだ」というテーマでいくつか記事を書きました。
今回の記事では改めて「小さな成功体験は、人生にどういった良い影響をもたらすのか?」というテーマを設定し、当時思いつくまま書いた自分の文章を整理しながらまとめていきます。
継続することが苦手で何も続かない
大きな失敗にトラウマや抵抗がある
そういった方に役立つように書いたので、この記事があなたの生活にほんのちょっとでも貢献できるのであれば幸いです。
1.「小さな成功体験」の定義づけ
まず、ここで言う「小さな成功体験」とは、
一見“成功”と名乗るにはおこがましいような体験を”成功”と捉える
ことと定義づけます。
実例でいうと、私は先日まで「毎日noteを更新する」というチャレンジをしており、結果的に80日連続でnoteを更新することができました。
この体験に対して定義づけを行うと、
・成功体験=80日連続でnoteを更新した
・小さな成功体験=今日はnoteを更新した
のようになります。
80日連続でnoteを更新したことは成功と言っても良いかと思いますが、その成功は「今日はnoteを更新した」という小さな成功体験の積み重ねがもたらしたものです。
実際、更新したnoteの中身といえば、一切構成を練らず思うがまま書き連ねたり、内容も500文字に満たないものも多くあったり、日によってはつぶやき一つで済ませてしまうこともありました。
このチャレンジをした目標は「日常生活の中で書く習慣を身につける」ということであったため、文章の質や継続記録の更新にこだわることは本質ではありませんでした。
そういった本質以外のことには一旦こだわらず、「今日もnoteを更新する」という小さな行動を一つの成功体験として捉えました。
そのことで、多少更新の内容が褒められたものでなくても、自分を否定したりやる気をそがれたりすることなく続けることができました。
その結果として、80日連続更新という成功につながったと感じています。
このように、小さな成功体験とは、真の成功を目指す過程において必要なマインドセットだと考えています。この意識を持っていることで自身の可能性を最大限に高める努力ができ、いつしか大きな成功をつかみ取ることができるのではないかと思います。
小さな成功体験がもたらす3つのポジティブ
①チャレンジする意欲が高まる
小さな成功体験と感じる行動は、大抵は「こんなこと誰でもできるよな・・・」と感じるものです。
例えば「一日5回腹筋をする」「一日5分読書をする」など。
これらの行動は、ほとんどの人にとって非常にハードルが低く、少ない労力で取り掛かることができます。
「半年で腹筋を6つに割る」「一年で本を100冊読む」ことを目標にしていきなり努力しようとしても、大抵の人はあまりにも現実離れした目標にすぐに心が折れ、投げ出してしまいますよね。
小さな成功体験を感じることは、目標を細分化して努力を積み重ねるイメージに似ています。
よく「目標から逆算して~」と言いますが、私は目標を意識しすぎないほうがいいと思います。
あえて「こんなことから始めて本当に目標が達成できるの?」ぐらいハードルの低い行動から始めて、それができたら”成功”として自分を褒めたたえる。
このような意識をもつことで、次第にチャレンジする行為自体へのハードルが低くなり、何事も小さな積み重ねから始まることが実感として理解できるようになることで、「あらゆることにチャレンジする意欲」を高めることができます。
②自己肯定感が高まる
"成功"のハードルを高く設定すると、その分困難度は増し、達成しない可能性は上がります。日々の自分の行動を悲観的に捉えてしまうと、それまでの努力がすべてムダだったかのように感じて自分を責めたり、自己肯定感が下がってしまいます。
"成功"とみなす最終目標は同じでも、達成までの道のりを細かく区切り、どんな小さなことでも一歩踏み出したら"成功”と捉えることができれば、少なくとも自己肯定感が下がってしまうことはないと思います。
"小さな成功"はすごく簡単でハードルが低いので、自己肯定感を高めるきっかけに何回も遭遇することになります。
少しでも自己肯定感が高まればこちらのもの。
自然に次のステップへの意欲が高まり、【行動の質UP→やる気UP】という正のスパイラルを繰り返すことで、自分を律しながら成長していくことを肌で感じることができるようになってきます。
③興味・行動の幅が広がる
ミーハー気質で、何事も形から入る人っていますよね。
釣りとかキャンプとか、新しく何かを始めようとしたらとりあえず一通り道具を買いそろえるような人です。
そういう人ってすぐに飽きて次の趣味に移ったりするタイプの人が多いイメージで、結構人から小馬鹿にされたり嫌悪されたりしちゃうんじゃないかと思います。
しかし、「チャレンジに対するハードルを低くする」という意識に関しては人生に対してプラスに働くことが多いのではないかと思います。
世の中「こうあるべき」という考えの人が昔よりも増えているのではないかと感じますが、そもそも何事も極める必要はないのです。
"極める=成功"ではなく、自分がその行動をしたことによって幸せを感じた、やってよかったと思えたのであればすでに"成功"ではないかと個人的には考えます。
とりあえず道具を買ってみるだけでも、買わずにもじもじしている人には出会えない気づきがある。とりあえずイベントに参加するだけでも、参加せずに不平不満を言っているだけの人には経験できない出会いがある。
どんな小さい行動でも"始めてみた時点で成功だ"と捉えることができれば、自分の興味や行動の幅を思いのままに広げることができます。
成功は「小さな成功」の積み重ねである。
このように、小さな成功体験は、あなたのチャレンジする意欲や自己肯定感を高め、興味や行動の幅を広げることに良い影響を与えます。
そして、小さな成功体験を積み重ねていくことで、将来の大きな成功につながっていきます。
少し言い方を変えると、小さな成功体験を積み重ねないことには大きな成功にはつながりません。
「すべて失敗しました、でも気づいたら成功していました」ということはほとんどの場合あり得ないのです。
他人から見たらどうでもいいことや単なる失敗かもしれない。
でも自分にとっては小さな成功だと認識する。
成功と考えれば、その体験から得た教訓や学びを前向きに受け止めることができる。
そうして得たものを積み重ね、組み合わせ、伸ばしていくことで「点」と「点」がつながり、「成功」へ向かう直線が出来上がってくるのです。
今のあなたは過去の体験で構成されています。
未来のあなたは、これからの「今」を積み重ねることで構成されていきます。
今過ごす一瞬一瞬の時間を前向きに捉えていきましょう。
今の過ごし方が未来の自分を決めるのと同様に、今の「捉え方」も未来の自分を作っていくのだと思います。
「小さな成功体験」は私のようなマイナス思考でメンタルが弱い人にはとても向いている考え方だと思っています。
私と同じく日々の自分に自信を持てない方が、本記事を読んで少しでも勇気が出るようなことがあればとても嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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